鹿角市議会 > 1998-09-07 >
平成10年第6回定例会(第1号 9月 7日)

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  1. 鹿角市議会 1998-09-07
    平成10年第6回定例会(第1号 9月 7日)


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    平成10年第6回定例会(第1号 9月 7日)    平成10年9月7日(月)午前10時開会  開  会  議長報告  第1. 会議録署名議員の指名  第2. 議会運営委員長報告  第3. 会期の決定  第4. 市長行政報告  第5. 鹿角広域行政組合議会報告  第6. 議案の上程      (議案第74号から議案第78号まで)       説明、質疑      (認定第1号)       説明、質疑  第7. 議案及び請願・陳情の付託  散  会 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 本日の会議に付した事件
     第1. 会議録署名議員の指名  第2. 議会運営委員長報告  第3. 会期の決定  第4. 市長行政報告  第5. 鹿角広域行政組合議会報告  第6. 議案の上程      議案第74号 鹿角市簡易水道事業特別会計への繰入れの変更について      議案第75号 鹿角市柴平地域活動センター条例の一部改正について      議案第76号 平成10年度鹿角市一般会計補正予算(第3号)      議案第77号 平成10年度鹿角市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)      議案第78号 平成10年度鹿角市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)      認定第 1号 平成9年度鹿角市上水道事業会計決算認定について  第7. 議案及び請願・陳情の付託 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 出席議員(24名)       1番  石 川   徹 君     3番  村 木 繁 夫 君       4番  小田切 康 人 君     5番  黒 澤 一 夫 君       6番  福 島 壽 榮 君     7番  石 川 幸 美 君       8番  米 田 健 一 君     9番  伊 藤   進 君      10番  奈 良 喜三郎 君    11番  阿 部 節 雄 君      12番  大 里 恭 司 君    13番  児 玉 政 芳 君      14番  中 西 日出男 君    16番  岩 船 正 記 君      17番  阿 部 邦 宏 君    18番  阿 部 佐太郎 君      19番  佐々木 義 隆 君    20番  勝 又 幹 雄 君      21番  大信田 喜 一 君    22番  齋 藤 啓 一 君      23番  佐 藤 洋 輔 君    24番  成 田 吉 衛 君      25番  黒 沢 直 弥 君    26番  高 杉 英次郎 君 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 欠席議員(1名)      15番  畠 山 玄 介 君 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 事務局出席職員  局 長       畠 山 修 三 君  局長補佐    佐 藤 國 雄 君  主査        今 泉   修 君  主任      菅 原   勤 君  主任        安 保 一 雄 君  主事      小田嶋 真 人 君 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 説明のため出席した者の職氏名  市長        杉 江 宗 祐 君  助役      佐 藤 秀 朗 君  収入役       木 村 正 司 君  教育長     淺 利   忠 君  代表監査委員    三 村 陽 一 君  総務部長    勝 田   尚 君  市民福祉部長    花ノ木 一 好 君  産業振興部長  木 村 久 男 君  都市建設部長    千 田 俊 夫 君  上下水道部長  賀 川 一 男 君  総務部付部長待遇  大 里   勲 君  教育次長    高 畑   直 君  農業委員会事務局長 阿 部 勝 男 君  総務課長    石 井 富士雄 君  財政課長      児 玉   一 君 ○議会事務局長(畠山修三君)  ただいままでの出席議員数をご報告申し上げます。出席24名、欠席1名であります。したがいまして、会議開会の定足数に達しております。なお、本日の欠席議員は15番畠山玄介議員であります。終わります。                午前10時01分 開会 ○議長(佐藤洋輔君)  ただいま報告ありましたように、議員定数の半数以上が出席されておりますので、会議は成立いたします。よって、第6回市議会定例会を開会いたします。  本日の会議はお手元に配付してあります議事日程第1号により進めてまいります。 ―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――                 議 長 報 告 ○議長(佐藤洋輔君)  これより議長報告をいたします。  監査委員より例月出納検査書が地方自治法第 235条の2第3項の規定により提出されております。  次に、8月31日までに受理いたしました請願及び陳情につきましては、別紙請願・陳情一覧表のとおりであります。  次に、去る6月の第4回市議会定例会において、議員発議により可決された意見書4件につきましては、総理大臣を初め関係行政庁へ提出いたしておりますのでご了承願います。  次に、去る6月23日から9月6日までの議会閉会中における会議開催状況及び会議出席者につきましては、別紙のとおりであります。  次に、本定例会に市長より提出されました議案は別紙議案目録のとおりであります。  以上をもって、議長報告を終わります。 ―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――              日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(佐藤洋輔君)  次に、日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  本定例会の会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、25番黒沢直弥君、26番高杉英次郎君を指名いたします。 ―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――              日程第2 議会運営委員長報告 ○議長(佐藤洋輔君)  次に、日程第2、議会運営委員長の報告を受けます。  本定例会の会期及び議事日程の作成に当たり、8月31日に議会運営委員会を開催いたしておりますので、その結果について議会運営委員長の報告を求めます。議会運営委員長中西日出男君。            (議会運営委員長 中西日出男君 登壇)
    議会運営委員長(中西日出男君)  私から、第6回鹿角市議会定例会にかかわる議会運営委員会を去る8月31日午前10時に開催いたしておりますので、その結果についてご報告申し上げます。  お手元に会期・議事日程表をお配りいたしておりますので、ごらんいただきたいと思います。  まず、会期でございますが、本日9月7日から9月22日までの16日間としております。  次に、議事日程でございますが、本日9月7日が本会議、議事日程第1号により進めてまいります。  9月8日から9月13日までの6日間は、議案調査及び休日のため休会となります。  9月14日は一般質問、議事日程第2号により進めてまいります。  9月15日は祝日のため休会とし、9月16日は一般質問の2日目となります。この日の会議の開会時間は午後6時からとし、議事日程第3号により進めてまいります。  9月17日、18日及び21日は付託事件の審査のため常任委員会、19日、20日の両日は休日のため休会となります。  9月22日は最終日でありますが、本会議、議事日程第4号により進めてまいります。  以上の会期・議事日程により進めてまいりたいと思いますので、何分のご協力のほどをお願い申し上げまして報告を終わります。 ○議長(佐藤洋輔君)  ただいまの報告に対し質疑を受けます。質疑ございませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐藤洋輔君)  ないものと認めます。よって、議会運営委員長の報告を終わります。            (議会運営委員長 中西日出男君 降壇) ―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――                日程第3 会期の決定 ○議長(佐藤洋輔君)  次に、日程第3、会期の決定を議題といたします。  会期は、ただいま議会運営委員長の報告のとおり、本日より9月22日までの16日間に、また、9月16日の会議の開会時間については、午後6時と決定いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐藤洋輔君)  ご異議ないものと認めます。よって、さよう決します。 ―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――               日程第4 市長行政報告 ○議長(佐藤洋輔君)  次に、日程第4、市長の行政報告を受けます。市長。               (市長 杉江宗祐君 登壇) ○市長(杉江宗祐君)  平成10年9月定例市議会が開会されるに当たり、提出議案の説明に先立ち、諸般の報告を申し上げます。  初めに、経済対策にかかわる国の動向と、今後の対応についてでありますが、政府は、さきに決定した平成11年度予算の概算要求基準において、景気回復を最優先課題とし、財政構造改革法の凍結を前提とした景気対策臨時緊急特別枠を設定するとともに、平成10年度第2次補正予算と平成11年度予算を一体とする15カ月予算として編成することといたしました。  このことは、政府の景気回復に向けての積極的な財政出動の姿勢のあらわれであり、地方に対しましても同様の対応を求めてくるものと予想されますことから、本市においても、国、県の動向を見きわめながら、事業の調整、財源の確保等について適切に対応してまいります。  次に、本市の財政運営上、最も依存度の高い普通交付税についてでありますが、平成9年度でし尿処理場建設が終了したことなどにより事業費補正のマイナス要素があったことや、道路橋りょう費などの投資的経費の縮減が打ち出されたことなどから、対前年度比 0.6%程度の増を当初見込みましたが、最終的には、前年度に比較し、 1.0%増の68億 3,287万 7,000円と決定されております。  今後、市税や地方交付税等の一般財源の確保が厳しい状況にあることから、一層の経費削減と財源確保に努めてまいります。  次に、国際交流事業についてでありますが、友好交流協定を締結したハンガリー共和国ショプロン市との友好を深めるため、平成8年度に続いて2回目のハンガリー共和国少年少女11人のホームステイ受入事業を7月19日から7月26日まで実施しております。  市内滞在中は、受け入れ家庭の全面的なご協力をいただき、小中学校への体験入学や施設見学、市特産品の手づくり体験、アルパスでのホームステイ家庭との合同宿泊などの体験は、両市の少年少女たちにとって貴重な体験であり、両市の友好の輪が市民レベルで着実に広がるものと考えております。  また、中国甘粛省武威市との交流につきましては、去る8月19日から8月25日まで武威市長を初めとする公式訪問団4人が本市を訪問し、主要な観光地のほかに、農業、工業など幅広い産業分野にわたって視察されましたが、今回特に技術研修生の派遣・受け入れや、両市の産業資源を生かした事業成立の可能性など、従来の施設重視の枠を超えた民間レベルでの交流の進め方について、鹿角工業振興会と協議する機会が設けられ、熱心な意見交換が行われました。  今後は、お互いの理解を深めながら交流の柱となる教育・文化交流のほかに、武威市から要請を受けた経済交流や出土文化財の展示等を含めた友好交流協定の締結に向けて、具体的に検討してまいります。  次に、農業関係についてでありますが、認定農業者に対する経営支援事業につきましては、これまで認定農業者 119人に農家端末パソコンの設置を進めておりますが、パソコン基礎講習会12回、農業簿記講習会10回を農業支援センターにおいて開催しており、延べ 296人が受講しております。  アンテナショップ鹿角ピアレストラン営業につきましては、本市出身の首都圏在住者で経営実績のある方と交渉を進めてまいりましたが、このたび、アンテナショップ事業を引き継ぐ形でレストランの経営を受託する旨の合意を得ましたので、10月中旬ごろの再オープンに向け、協議を重ねております。  次に、農作物の生育状況についてでありますが、ことしは梅雨入りが6月3日と平年より11日早まったものの、太平洋高気圧の張り出しが弱く、オホーツク海高気圧の強い日が続き、梅雨前線が停滞し、また、7月中旬の晴やませによる低温と日照不足から、農作物の生育が心配されましたが、水稲につきましては、8月20日、鹿角農業指導者連絡協議会が行った調査によりますと、もみが小粒であるものの、稔実歩合は、ほぼ平年並みとなっており、心配された稔実への影響は小さいものと受けとめております。  また、農林水産省による8月15日現在の作況指数は、県北部は99と発表されております。  主要野菜の夏秋キュウリについては、出荷量が昨年比で89%の 1,471トン、価格も上位等級比率が低いことから、出荷量、出荷額とも昨年を若干下回っておりましたが、8月26日からの豪雨により福島県産が大きな被害を受けたことから、品不足が生じ、現在、キロ 700円前後の高値で推移しております。  夏秋トマトは、出荷量が昨年比で99%の 461トンとなっており、品質的には問題なく平年並みの価格で推移しております。  リンゴについては、各品種とも平年に比べ、肥大良好で順調に生育しており、収穫量は総体的にやや多目と予想しております。  今後の天候は、長期予報によりますと、9月は数日の周期で変化し、気温は高いと発表されておりますが、天候次第で農作物の生育が左右されますことから、鹿角農業指導者連絡協議会を通じて、気象情報の周知徹底を図ってまいります。  農村総合整備事業につきましては、下川原地区の多目的共同利用施設建設工事を、去る6月23日に発注しており、外構工事についても11月中に竣工できるよう進めてまいります。  小深田農道については、花輪北小学校前の整備を完了しており、現在、農道の路盤工、舗装工事を進めております。  松館大里線については、東北農政局と工事内容について協議を進めており、今年度は橋脚、橋台を整備することとしております。  公害防除特別対策事業の瀬田石地区及び尾去西道口地区の一部につきましては、去る7月下旬に着工しており、年度内の完成に向け順調に進んでおります。  次に、商工関係についてでありますが、去る8月7日にオープンいたしました「いとく鹿角ショッピングセンター」は、大規模小売店舗法による第1種大型店として開店いたしましたが、既存商店街においては、消費者減少に大きな不安を抱いておることから、オープン以来の状況について、8月28日、商工会、商店街振興組合の代表の方々と協議した結果、現時点においては大きな影響は出ていないとのことであります。  今後、消費者の動向やその後の状況について関係団体と協議するとともに、商店街への集客対策を検討し、前向きに支援してまいりたいと考えております。  次に、観光関係についてでありますが、本市の魅力的な観光資源等を首都圏を初めとした全国にアピールするため、県を主体に市町村初め観光関係機関団体等が一丸となった「あきた花まるっ」大型観光キャンペーンが始動しておりますが、本年度は「あきた北空港」の開港に伴う全国への観光資源の紹介、宣伝による観光客の誘致拡大など、首都圏を中心に実施しております。  また、本市におきましても、「あなたと鹿角路」観光キャンペーン推進会議を設置し、北東北管内で四季折々に観光キャンペーンを実施しており、9月12日には、全国的に著名なイベント誘致による「 '98メルヘン鹿角」フェスティバルを商店街で開催し、地域の活性化につなげてまいりたいと考えております。  夏休み期間中の観光客入込状況につきましては、天候等の影響を初め、最近のレジャー傾向である「安く」、「近い所」、「短く滞在」の傾向が反映して、観光施設、レジャー施設とも横ばい傾向でありますが、観光キャンペーンの成果で北東北からの観光客がふえているものと考えております。  また、花輪ばやし、大湯大太鼓に代表される伝統ある祭典、夏祭りについては、主体となる住民の方々の熱意に支えられて、盛会に行われ、市内外の観光客の関心も高く、相応の入り込みがあり、本市観光資源としても定着しております。  「ふれあいやすらぎ温泉地整備事業」につきましては、「温泉センター」と「べこ谷地探勝歩道」を整備しており、いずれも9月中に完成予定であります。  また、「温泉センター」の愛称を募集しましたが、市内外から92人、 178点に上る多数の応募をいただき、その中から語感もやわらかく、八幡平温泉郷の中核施設にふさわしい「八幡平温泉 ゆらら」を愛称として決定いたしております。  なお、「八幡平温泉 ゆらら」については、9月30日に竣工式を行い、10月1日からオープンいたしますが、10月1日、2日の両日に無料開放し、営業開始を10月3日の予定で準備を進めており、紅葉の美しいこの時期に、新しい保養、観光の拠点施設としてスタートしてまいります。  次に、工事の発注状況についてでありますが、9月1日現在で、産業振興部関連35.5%、都市建設部関連85.3%、上下水道部関係76.8%、全体で76.9%となっておりますが、残る工事についても、早期発注に努めてまいります。  次に、建設関係についてでありますが、国道 103号大湯市街地歩道整備計画についてでありますが、この事業推進のためには、地域の合意形成が重要であることから、積極的に協力してまいりましたが、去る8月10日に地元関係者による連絡協議会を設立しております。  このことから、国・県に対し、今後の事業実施に向けて、地元関係者と積極的に働きかけてまいります。  次に、都市計画関係についてでありますが、県施行による花輪通り線谷地田町工区については、本年度計画分として7棟分にかかわる用地取得と建物移転補償を進めており、11年度には車道部分を、12年度には無散水の歩道整備や街路灯等の工事を実施し、すべて完了することとしております。  花輪尾去沢線については、昨年度に引き続き大堰からJR花輪線方面にかかわる3棟分の建物補償等を進めていくと伺っております。  総合運動公園につきましては、去る6月20日、総合競技場の公認検定のための実測検査を受け、その結果、6月24日付で第3種競技場として正式に財団法人日本陸上競技連盟の公認、認定証の交付を受けております。  また、施設整備工事につきましては、テニスコート、多目的運動広場園路広場園路舗装、便益施設等の発注を終え、11月末の工期に向けて工事を進めており、調整池の防護など、管理施設工及びベンチ等の休養施設工についても、早急に発注してまいります。  次に、簡易水道及び上水道事業についてでありますが、甚兵エ川原簡易水道の漏水事故に伴う配水管移設工事につきましては、9月の完工を予定しており、上水道における大湯中通り東町線配水施設拡張工事については、大湯字一本木村下タ地区の1工区及び錦木字申ケ野地区の2工区の発注を終え、花輪字八幡館地区の3工区につきましても9月中には発注の予定であります。  給水収益の状況については、前年同期に比較し、ほぼ横ばい状況となっておりますが、今後は漏水調査などの対応に努め、一層、有収率の向上を図ってまいります。  次に、災害関係についてでありますが、6月25日から27日までの梅雨前線の豪雨災害につきましては、公共土木施設については、河川3カ所、道路5カ所、農林業施設については、農地4カ所、農業用施設2カ所、林道1カ所となっております。  また、8月28日から30日までの降雨による災害については、道路3カ所、農地1カ所発生しておりますが、今後、災害復旧について、県と協議し、決定次第予算措置してまいりたいと思います。  次に、福祉関係についてでありますが、去る8月2日、めでたく満 100歳になられた十和田毛馬内字柏崎在住の黒沢ツヤさんに祝い金と記念品を贈り、長寿を祝福いたしております。  また、戦没者の遺徳を後世に伝えるため、「戦没者顕彰・平和祈念のつどい」を8月10日、約150人の参列をいただき、広域交流センターで開催しております。  敬老会並びに金婚顕彰式は、9月2日から3日間、記念スポーツセンターで実施しましたが、敬老会には72歳以上の方々 2,152人が、また、金婚顕彰式には 197組のうち、 143組が出席されております。  介護保険制度施行準備事務につきましては、高齢者の保健福祉サービスの利用状況や今後の利用意向、介護サービス基盤整備の必要量等を把握し、介護保険事業計画策定の基盤資料とするため、65歳以上の方全員約 9,900人を対象に高齢者実態調査を実施しております。  また、10月から、在宅サービス、施設サービスを受けている 100人を対象に、試行的に要介護認定を行うこととしており、これによる介護サービス計画、いわゆるケアプランを作成するとともに、制度施行に反映させるため、実務上の課題や対応方策を検討し、準備に万全を期してまいりたいと思います。  少子化対策としての結婚相談員の委嘱につきましては、「すこやか子育てプラン」に基づく未婚者の出会い環境の充実を図るため、市内各地区の5人の方々に結婚相談員として委嘱し、縁結びにご活躍いただくこととしております。  次に、健康づくりについてでありますが、市民のスポーツを通した健康づくりの実践、及びバリアフリー社会の醸成、さらには鹿角の観光と物産のPRを目的として、「ゆっくり走ろう、楽しく歩こう」を主旨とした第27回タートルマラソン全国大会、兼第1回バリアフリータートルマラソン大会は、9月13日、総合運動競技場を主会場として開催いたしますが、現在、市内外から約 2,500人の方々が参加する予定となっております。  次に、行政の情報化についてでありますが、庁内をパソコンで結ぶ庁内情報通信網、いわゆる庁内LANについては、配線工事が順調に進んでおり、今年度の稼働を予定している財務会計システムの構築を行い、機器類の配備を11月までに終えるとともに、職員の操作研修を10月から実施する予定であります。  今後は、この庁内LANを活用して、行政情報の蓄積、情報の共有化が可能なグループウェアの導入、戸籍の電算化等による総合窓口制度の確立を図るなど、行政の情報化を進めてまいります。  次に、鹿角市総合防災訓練についてでありますが、去る8月30日、八幡平谷内地区を会場として、関係機関、地域住民約 1,100人の参加をいただき、開催いたしましたが、この訓練により、防災関係機関と地域住民との連携が図られ、自主防災意識の高揚を図ることができたものと考えております。  次に、教育関係についてでありますが、第51回十和田八幡平駅伝競走全国大会につきましては、去る8月7日、31チームの参加で開催され、歴史と伝統ある本大会が成功裏に終了いたしました。  また、テレビ放映は、去る8月22日、秋田テレビより東北6県及び神奈川県でスポーツドキュメントとして75分間放映されております。  成人式につきましては、去る8月16日、記念スポーツセンターにおいて 550人が集い開催されております。  (仮称)生涯学習センター建設に伴うプロポーザルの実施につきましては、技術選定委員会を
     設置し、指名業者6社と審査員の選定を行い、8月19日にヒアリング、翌20日に審査会が開催されましたが、8月24日、技術選定委員会に審査会の結果報告があり、これを受けて8月31日、日建設計と業務委託契約を締結しております。  次に、9月補正予算の概要についてでありますが、今回の一般会計補正予算は、山村振興等農林漁業特別対策事業など、国・県の補助内示による事業費の追加及び調整、本年度から少子化対策の一環として実施し、予想を上回る利用申し込みのある出産・育児資金貸付金の追加、6月下旬の豪雨に伴う災害復旧事業費、10月から実施を予定している中学校での心の教室の運営にかかわる経費、市単独道路新設改良事業費などを中心に編成いたしました。  その結果、補正額は1億 7,066万 4,000円の追加となり、補正後の総額は 176億 8,221万円となりました。  これは前年度同期に比較し、総額で2億 3,060万 6,000円、率にして 1.3%の減となります。  補正財源については、事業に関連する補助金、市債等の特定財源のほか、市税、地方交付税を充当いたしております。  特別会計においては、国民健康保険事業特別会計、簡易水道事業特別会計の2会計で予算の補正をいたしておりますが、国民健康保険事業特別会計では、老人保健医療費拠出金の確定に伴う調整と、平成9年度にかかわる療養給付費負担金の超過交付分の返還金等を追加補正し、簡易水道事業特別会計においては、漏水対応等、事業推進にかかわる経費を追加補正しております。  本定例会には、特別会計への繰り入れ案件1件、条例案件1件、補正予算案件3件、決算案件1件、合わせて6件のご審議をお願いしております。  詳細につきましては、それぞれの担当部長から説明申し上げますので、よろしくご審議の上、ご可決賜りますようお願い申し上げる次第であります。 ○議長(佐藤洋輔君)  市長の行政報告を終わります。               (市長 杉江宗祐君 降壇) ―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――              日程第5 鹿角広域行政組合議会報告 ○議長(佐藤洋輔君)  次に、日程第5、鹿角広域行政組合議会の報告を受けます。鹿角広域行政組合議会議長勝又幹雄君。           (鹿角広域行政組合議会議長 勝又幹雄君 登壇) ○鹿角広域行政組合議会議長(勝又幹雄君)  私から、去る6月10日招集の平成10年第2回鹿角広域行政組合議会臨時会及び6月25日招集第3回定例会並びに7月31日招集の第4回臨時会について、その審議の内容と結果についてご報告申し上げます。  まず、6月10日開会の第2回臨時会では、副管理者の選任についての人事案件1件を審議しております。  議案第7号鹿角広域行政組合副管理者の選任については、副管理者の川口小坂町町長さんの再選による提案であり、満場一致同意しております。  次に、6月25日開会の第3回定例会では、報告1件、議案3件であります。  まず、報告第1号継続費精算報告書についてでありますが、これは、し尿処理場建設事業を3カ年事業で行いましたが、9年度をもちまして完了したことによる、継続費の精算報告であります。  3カ年の総事業費は29億 5,197万 7,476円の事業となっております。  次に、議案第8号秋田県市町村職員退職手当組合規約の一部変更についてでありますが、本案は、組合の事務所の位置の名称が変更になったこと及び地方自治法の一部改正に伴い、組合の監査委員制度を改めるものであり、審議の結果、原案のとおり可決いたしております。  次に、議案第9号秋田県市町村議会議員、消防団員等公務災害補償組合規約の一部変更についてでありますが、本案は、組合の事務所の位置の名称が変更になったこと、消防団員等公務災害補償等共済基金法の名称が、消防団員等公務災害補償等責任共済等に関する法律に改められたこと、及び地方自治法の一部改正に伴い、組合の監査委員制度を改めるなど、規定の整備を図る必要があるため提案されたものであり、原案のとおり可決いたしております。  次に、議案第10号平成10年度鹿角広域行政組合一般会計補正予算(第1号)についてでありますが、歳入歳出それぞれ 3,055万 9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を17億 1,655万 7,000円としたものであります。  その主なる概要を申し上げますと、4月の人事異動に伴う人件費の調整と、ごみ焼却場から排出される焼却灰が、3月からダイオキシン対策規制により、従来の処分場に投棄できなくなったことにより、その焼却灰の保管施設の設置と、この焼却灰を処理できる管理型最終処分場建設候補地の比較調査委託が主なる内容であり、本案については、原案のとおり可決いたしております。  次に、7月31日開会された第4回臨時会について、ご報告申し上げます。  当日提案されました議案は、高規格救急自動車、高度救命用資機材の購入議決の1件であります。  議案第11号物品の購入についてでありますが、本案は、鹿角広域行政組合消防本部高規格救急自動車、高度救命用資機材の購入で、救急業務の高度化、迅速化、さらに救命率向上を図るため購入するものであります。  契約は、指名競争入札の方法により、契約金額を 4,567万 5,000円、契約の相手方は秋田トヨタ自動車株式会社鹿角店、店長佐藤茂雄とするものであり、審議の結果、原案のとおり可決いたしております。  また、当組合議会として、去る8月3日から5日の3日間の日程で、栃木県野木資源化センター、仙台市焼却施設葛岡工場、一関市最終処分場の3カ所を視察しております。  圏域のごみ処理について、先進地の事例等を参考にし、その方向を鋭意模索検討しておる段階でありますので、市、町のさらなるご理解、ご協力をお願い申し上げ、平成10年第2回鹿角広域行政組合議会臨時会、第3回定例会、第4回臨時会の報告を終わります。 ○議長(佐藤洋輔君)  鹿角広域行政組合議会の報告を終わります。           (鹿角広域行政組合議会議長 勝又幹雄君 降壇) ―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――     日程第6 議案の上程(議案第74号から議案第78号まで及び認定第1号) ○議長(佐藤洋輔君)  次に、日程第6、議案を上程いたします。  議案第74号から第78号までの5件と、認定第1号の1件、合わせて6件を一括して議題といたします。 ―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――                 提 案 説 明 ○議長(佐藤洋輔君)  順次、提案者の説明を求めます。上下水道部長。 ○上下水道部長(賀川一男君)  議案第74号についてご説明申し上げます。  議案第74号鹿角市簡易水道事業特別会計への繰入れの変更について。  鹿角市簡易水道事業特別会計は、鹿角市簡易水道事業推進のため、平成10年度鹿角市一般会計からの繰入れ 5,400万円以内を 5,500万円以内に変更するものであります。  提案理由でございますが、漏水対応経費の調整のため、地方財政法第6条の規定により、議会の議決をお願いするものであります。終わります。 ○議長(佐藤洋輔君)  産業振興部長。 ○産業振興部長(木村久男君)  議案第75号についてご説明申し上げます。  鹿角市柴平地域活動センター条例の一部改正についてであります。  鹿角市柴平地域活動センター条例の一部を別紙のとおり改正するものとする。  提案理由でございますけれども、鹿角市下川原地域活動センターを設置するため、条例の改正をお願いするものでございます。  次のページをお願いいたします。  鹿角市柴平地域活動センター条例の一部を改正する条例(案)でございます。  鹿角市柴平地域活動センター条例の一部を次のように改正する。  まず、題名を次のように改める。鹿角市地域活動センター条例。  それから、第1条中「鹿角市柴平」を削る。  第2条を次のように改める。  第2条につきましては、名称及び位置でございます。  第2条センターの名称及び位置は、次のとおりとする。名称、位置でございますが、鹿角市柴平地域活動センター。位置は、鹿角市花輪字八幡平12番地1でございます。鹿角市下川原地域活動センター。位置は、鹿角市花輪字下川原35番地4でございます。  第11条を12条とし、第10条を第11条とし、第9条の次に次の1条を加える。  加えるものは、管理運営の委託でございます。  第10条センターを効率的に運営するために、その管理運営を委託することができる。  次に、別表の備考を第1項とし、第1項の次に次の1項を加える。  2項鹿角市下川原地域活動センターの「ホール」の区分は、「1区画 100平方メートル以上の施設」として取り扱うものとする。  附則。この条例は、規則で定める日から施行するというふうなことでございまして、次のページには新旧対照表、それから、さらに次のページには、今申し上げました利用料金の新旧対照をやってございます。  ただ、下川原地域の交流ホールにつきましては、面積が139.12平方メートルというふうなことになってございまして、既存の柴平は326.25平方メートルというふうなことでございますので、利用料金につきましては、ホールの扱いはできないというふうなことで、 100平方メートル以上の施設として扱うというふうなことをお願いするものでございます。終わります。 ○議長(佐藤洋輔君)  総務部長。 ○総務部長(勝田 尚君)  議案第76号平成10年度鹿角市一般会計補正予算(第3号)でございます。  今回の補正につきましては、山村振興と農林漁業特別対策事業など国・県の補助内示による事業費の追加及び調整、6月下旬の豪雨に伴います災害復旧事業費、市単独道路新設改良事業費、今年度から少子化対策の一環として実施し、予想を上回る利用申し込みのある出産・育児資金貸付金の追加などを中心に編成してございます。  歳入歳出予算の補正。第1条でありますが、歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ1億7,066万 4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ 176億 8,221万円とするものであります。  2項といたしまして、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正によるものであります。  債務負担行為の補正でありますが、第2条、債務負担行為の追加は、第2表債務負担行為補正によるものであります。  地方債の補正につきましては、第3条、地方債の追加及び変更は、第3表地方債補正によるものであります。  4ページをお開き願います。  4ページ、中段の第2表債務負担行為補正についてであります。  債務負担行為設定の事由でございますが、認定農業者が行う事業に必要な資金についての計画目標の資金について、計画目標の円滑な達成に資するため、国・県・市町村が協調して自主助成を行い、安定的な農業経営体の育成を図るものであります。  追加といたしまして、平成10年度の農業経営基盤強化資金利子助成費補助金でありますが、これは、認定農業者のスーパーL資金の活用による追加でございます。  平成11年度から29年度までに限度額 310万 7,000円とするものであります。借入額は 3,000万円であります。これは畜産規模拡大 100頭から 150頭にする農家の借入金に対するものでございます。償還期間20年、貸付金利 3.5%のうち、農業漁業振興基金助成1.13%、それから県 1.285%、市が 0.285%を助成いたしまして、実質金利、借入者負担でありますが、 0.8%に下げるものでございます。  次に、5ページをお願いいたします。  地方債補正でございます。
     まず、1の追加でございます。これは4件でありまして、合計 1,030万円の追加でございます。  農地災害復旧事業費でございますが、これは田んぼの畦畔4カ所にかかわるものでございます。  農業用施設災害復旧費につきましては、道路2カ所分にかかわるものでございます。  林道施設災害復旧事業につきましては、長嶺熊沢林道の1カ所分でございます。  公共土木施設災害復旧事業費につきましては、道路5カ所、河川3カ所にかかわるものでございます。  次に、変更でございますが、6件であります。補正前の額が1億 8,770万円でございますが、トータルで 340万円を減額いたしまして、補正後の額を1億 8,430万円とするものであります。  最初に、デイサービスセンター整備事業でありますが、事業費の増によるものでありまして、100万円の追加をお願いするものであります。  次の障害者住宅整備資金貸付事業につきましては、6月で3件をお願いしてありましたが、今回さらに1件の追加、 150万円をお願いするものでございます。  地域農業総合支援センター建設事業にかかわるものでございますが、これは 600万円の減をお願いするものでございます。これにつきましては、パソコン導入事業にかかわるものでございますが、今年度計画の 150台のうち、42台分につきましては、平成9年度で前倒し実施しておることからこのように減額するものでございます。  次に、公害防除特別土地改良事業についてでありますが、これは、県内の事業調整による追加でございます。  次に、林道整備事業につきましては、歌内沢の事業費の追加による減でございます。  急傾斜地崩壊対策事業につきましては、公共分1カ所の追加によるものでございます。  10ページ、歳出をお願いいたします。  歳出でございますが、2款総務費13目諸費23節償還金利子及び割引料でございます。この欄の一番上の市税過誤納還付金 350万円でございますが、これは法人の予定納税等の還付によるものでございます。  それから、在宅福祉から下の身体障害者までの返還金につきましては、9年度超過交付分の返還をするものであります。  3項企画費2目計画調査費でありますが、この目につきましては、今回来市いたしました武威市の市長からの申し出がありました友好交流の申し込み等にかかわる詰めをするため、最終的に本年11月初旬ころ訪問し、交渉し、詰めをするための経費でございます。  なお、旅行業務取扱店への委託予定としてございます。  13節については、その旅費の部分でございます。  次に、6項選挙費でございますが、土地改良区総代選挙費及び参議院議員通常選挙費の精算による調整でございます。  次に、3款民生費2目21節貸付金でございますが、これは障害者住宅整備資金の貸付金1件の追加をお願いするものであります。  次に、12ページでございます。  3款1項3目13節委託料の電算処理運用方式開発委託料 720万円でございますが、これは介護保険関連であります。  2項1目13節につきましては、毛馬内保育園にかかわる基本設計委託でございます。  21節貸付金につきましては、当初20人を予定しておりましたが、40人の申し込みになりますことから、20人の追加をお願いするものでございます。  13ページをお願いいたします。  4款衛生費2項1目19節でございますが、この鹿角広域行政組合負担金ごみ処理費 329万4,000円につきましては、ペットボトルの減溶機の購入費の負担金でございます。  次に、6款1項7目13節委託料の 392万 7,000円の減額でございますが、これは地域農業情報システム等の作成委託料の精算でございます。  次に、14ページをお願いいたします。  今の7目の18節の備品購入費につきましても、精算でございます。  8目山村振興事業対策費の15節工事請負費 2,048万円でございますが、これにつきましては、流雪溝整備事業工事費小平地区でございます。  19節負担金補助及び交付金の上の段の暗渠排水事業費補助金につきましては、これは木田橋地区でございます。関係面積18ヘクタール、54戸にかかわるものでございます。  下の農産物加工施設整備事業費補助金 344万 5,000円につきましては、箒畑地区にかかわるものでございます。  9目につきましては、鹿角ピア再開に向けました協議経費及び再開時のPR経費等の予算でございます。  12目農地費の19節負担金補助及び交付金でありますが、一番下の農村地域整備開発事業費補助金 2,553万円につきましては、これは事業名称の変更によりますこと、及び補助率の変更に伴います組み替えによるものでございます。これは、次のページの上の段のかんがい排水事業費補助金との関連でございます。組み替えでございます。  次に、15ページでございます。  13目の農村総合整備事業費につきましては、これは事業間の組み替えでございます。  次に、7款商工費1項2目商工振興費の下から2行目のテクノサテライト企業育成事業費補助金でありますが、これは技術開発等の国・県からの補助金であります。技術交流のための職員派遣等でございます。  次の16ページをお願いいたします。  8款2項5目道路新設改良費であります。13節、15節、22節でありますが、この欄につきましては、合わせまして 2,290万円の市単独事業の追加をお願いするものであります。  次に、9款消防費1項3目消防施設費の15節工事請負費 645万 6,000円でありますが、これは柴平地区の消火栓3基等であります。それから、砂森水防倉庫の移転補償工事、上山支障物移転移設工事、それから、土石流警報システムの変更等、主に撤去でございますが、かわるものであります。  次に、教育費でありますが、17ページ、10款3項中学校費8節報償費の心の教室相談員謝礼168万円は市内中学校5校に相談員を配置する経費でございます。  次のページをお願いいたします。  18ページ、保健体育費。5目花輪スキー場管理費15節工事請負費 400万円でありますが、これはクロスカントリーコースの整備工事費であります。これは、広場の暗渠施設及びコースの補修、また一部コースの新設となってございます。  次に、19ページ、11款農地災害復旧費でありますが、これにつきましては、6月27日から29日の梅雨前線豪雨災害4カ所にかかわるものであります。  2目農業用施設災害復旧費でありますが、これは、同じく梅雨前線豪雨災害2カ所にかかわるものでございます。  林道につきましては、1カ所にかかわるものでございます。  2項の公共土木施設災害復旧費でございますが、次の20ページになりますが、公共土木施設災害復旧工事費、道路5カ所、河川3カ所にかかわるものでございます。  歳入にお戻りいただきます。  歳入、6ページでございます。  1款の市税でございますが、今回の補正に要する経費のうち、固定資産税の現年度分から5,000万円、及び7款1項1目地方交付税といたしまして 5,414万 9,000円を見てございます。  また、11款国庫支出金1項1目民生費国庫負担金でありますが、5節児童福祉費負担金といたしまして、交付基準の引き上げによります負担金でございます。 260万 1,000円。  3目災害復旧費国庫負担金といたしまして、これは、6月25日から27日までの梅雨前線の豪雨災害への道路5カ所、河川3カ所、計8カ所を被害額の80%で補正措置した分にかかわる 0.667の国庫負担金分を見てございます。  次に、2項民生費国庫補助金でございますが、減額の93万 4,000円につきましては、当初、補助金として措置しておりましたが、一般財源化により減額したものであります。  次に、7ページをお願いいたします。  民生費委託金でございますが、4節臨時福祉特別給付金支給事務委託金といたしまして、臨時福祉特別給付金支給事務委託金 255万 7,000円を見てございます。平成10年度特別減税に伴いまして実施されるものでありますが、対象人員が約 1,500人、 1,500万円の交付額を見てございます。支給時期につきましては、12月中の予定でございます。また、これにつきましては、歳出同額計上してございます。  4目の教育費委託金でございますが、これは、心の教室相談員の活用調査研究委託金といたしまして 208万円。これにつきましては、中学校5校に相談員を配置する委託金でございます。  下の心の教室コンピュータ設置活用調査研究委託金につきましては、一中、十中に配置するものでございます。  12款1項1目5節児童福祉費負担金につきましては、交付基準のアップによる追加をお願いするものであります。  12款2項5目農林水産業費県補助金につきましては、農業経営基盤強化資金利子助成費補助金でございます。いわゆるスーパーL資金の10年度分の県の補助金でございます。  次のページをお願いいたします。  8ページの6節農業構造改善対策費補助金でありますが、これの下の方の地域連携確立農業構造改善事業費補助金につきましては、これは事業の精算見込みによる減額であります。これは、パソコンの前倒しした関係上の減となるものでございます。  10節農地費補助金でございます。この欄の一番上の団体営かんがい排水事業費補助金の減額でありますが、これは事業名称の変更による減額でありまして、一番下の農村地域整備開発事業費補助金にかわるものであります。  なお、事業費補助金につきまして、国の段階で、国の分が45%補助が55%にかわるものであります。  11節林業費補助金でありますが、真ん中と下の欄でございますが、これにつきましても、林道改良事業費補助金が事業名称変更による減額で 990万円であります。そして、下の方にかわるのでございます。間伐等森林整備促進緊急条件整備事業費補助金となるものであります。  なお、これにつきましても、県の補助金分が5%から10%にかわるものであります。  次に、災害復旧費県補助金でありますが、農地災害復旧費補助金につきましては、4カ所分、事業費50%でございます。  次に、農業用施設災害復旧費補助金につきましては、2カ所分であります。  林道施設災害復旧費補助金、1カ所分であります。  次に、14款1項1目1節一般寄附金でありますが、これにつきましては、8月20日、株式会社いとくより、いとくショッピングセンターオープン記念といたしまして、商業振興資金に利用していただきたいということで、 100万円の寄附があったものであります。  次に、9ページをお願いいたします。  雑入でありますが、1節の鹿角ピアテナント料 420万 6,000円の減額であります。これにつきましては、4月から閉店しておりましたための減額であります。なお、10月中旬より再オープンのため、その分を調整いたしまして減額するものであります。  なお、下の欄の水道使用料、電気使用料等についても同じでございます。  2番目の防火水槽等移設補償金につきましては、水晶山の砂防、県の工事でありますが、これの支障補償にかかわるものであります。これにつきましては、砂森の水防倉庫も含まれてございます。  次に、市債でありますが、地方債の追加変更で説明してございますので省略させていただきます。  以上で一般会計補正予算の説明を終わります。 ○議長(佐藤洋輔君)  市民福祉部長。 ○市民福祉部長(花ノ木一好君)  議案第77号平成10年度鹿角市国民健康保健事業特別会計補正予算(第2号)についてご説明申し上げます。  今回の補正は、老人医療費の拠出金の確定によりまして予算を調整したことと、療養給付費の精算による返還金が出てまいりましたので、それらを中心に補正をいたしております。  歳入歳出予算の総額に 1,296万 1,000円を追加いたしまして、歳入歳出それぞれ32億 4,632万6,000円とするものであります。  まず最初に、歳入でありますが、3款国庫負担金の老人保健医療費拠出金、それから国庫補助金の普通財政調整交付金でありますが、これは先ほど申し上げましたように、老人医療費が確定したことによることと、老人加入率が従来の25%から30%に法律改正になりましたので、その関係で拠出金の計算し直しをしてございまして、それに基づいて減額したものであります。  それから、収納率向上特別対策事業の補助金につきましては、補助事業が確定したことによって追加したものであります。  それから、繰入金でありますが、財政調整基金の繰入金、マイナスの2億円でありますが、これは9款の繰越金のところで、前年度繰越金2億 772万円を追加しておりまして、その関係で基金へ繰り戻すという形をとってございます。  なお、退職者分の療養給付費交付金繰越金も 2,470万 2,000円出ておりますので、今回予算措置をしてございます。  それで歳出でありますが、収納率向上特別対策事業費の補助金、これは先ほど申し上げましたように、事業の調整をしたものでございます。  それから、2款の保険給付費でありますが、これは補正額がございませんで、特定財源の調整をしたものであります。これは先ほど申し上げましたように、医療老人拠出金が変わりましたので、その関係で財政調整交付金も変更になるということで財源調整したものであります。  それから、3款の老人保健医療費の拠出金でありますが、 2,077万 4,000円の減額であります。これも先ほど申し上げた理由でございます。  それから、8款の償還金でありますが、 3,162万 1,000円を追加してございます。これは説明欄にありますように、療養給付費負担金、いわゆる一般被保険者の分でありますが、これも9年度の精算の結果、超過交付ということになりまして、 691万 7,000円を返還するものであります。  それから、療養給付費交付金返還金は退職者の被保険者分でありまして、これも 2,470万 4,000円を返還するものであります。以上であります。 ○議長(佐藤洋輔君)  上下水道部長。 ○上下水道部長(賀川一男君)  30ページをお願いします。  議案第78号平成10年度鹿角市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)についてご説明いたします。  まず、第1条ですが、歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ48万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ 8,027万 8,000円とするものであります。  内容につきましては、事項別で説明しますので、32ページをお願いします。  まず、歳入でございますけれども、3款繰入金1項1目一般会計繰入金で48万円の追加をお願いするものであります。  次のページをお願いします。  歳出ですが、1款施設経営費1項1目一般管理費の職員手当の追加35万円でございますが、これは、漏水等に対する緊急時に対応する人件費の追加をお願いするものであります。
     2目施設管理費の原材料費の追加13万円ですが、これは補修用材料費の購入費用ということでお願いしております。  補正についての説明を終わります。  続いて、決算認定についてのご説明を申し上げたいと思います。  認定第1号平成9年度鹿角市上水道事業会計決算認定について。  地方公営企業法第30条第4項の規定により、平成9年度鹿角市上水道事業会計決算を、別紙監査委員の意見をつけて議会の認定に付するものでございます。平成10年9月7日提出。鹿角市長杉江宗祐。  別紙の決算書をごらんいただきたいと思います。  初めに、9ページをお開き願います。  水道事業の概況についてご説明申し上げたいと思います。  まず、総括事項の給水の状況でありますが、平成10年3月31日現在における給水件数は 9,518件であります。これは前年度に比較しますと、 107件、 1.1%の増となっております。  給水人口は2万 7,935人で、前年度に比較すると、 276人の減となっております。  次に、建設改良の状況でございますが、建設改良事業の主なものとしては、花輪浄水場に緊急用井戸ポンプ設備工事を 1,491万円で施工し、花輪浄水場の水位計、pH計、原水濁度計など、十和田浄水場のパック溶解槽、濾過池弁などの交換を 5,137万 8,600円で施工しております。  施設拡張費では、昨年度に引き続き大湯中通り東町線の拡張工事として、1億 8,670万 2,600円で管延長 8,147メートルを実施し、ほかに十和田地区、花輪地区、八幡平地区への配水管拡張工事をしております。  他事業関連施設整備事業としましては、国・県道及び市道改良、公共下水道、高田地区区画整理事業関連等による配水管の移設、約 3,000メートルを実施しております。  また、水源開発事業といたしまして、砂子沢ダム建設費負担金 550万円の支出をしております。  次に、財政の状況についてであります。  本年度の収益的収支の総収益は5億 877万 8,316円であります。このうち、水道料金は4億8,679万 7,930円で、前年度に比較しまして 1.5%の減となっております。  また、総費用は5億 2,013万 4,555円で、前年度に比較しまして12%の増となっております。  この結果、差し引きしまして、 1,135万 6,239円の単年度純損失となっております。  この要因は、給水収益の減少と、前年度に比較した場合の減少と、検定期間満了に伴う量水器交換費用が増大したためであります。この損失の処理は、前年度繰越利益剰余金で埋めまして、当年度未処分利益剰余金は1億 5,448万 3,609円となったものであります。  一方、資本的収支においては、資本的収入額2億 8,477万 8,414円に対し、資本的支出額4億6,633万 9,049円で、不足する額1億 8,156万 635円は、消費税資本的収支調整額と過年度損益勘定留保資金で補てんいたしております。  次に、前に戻りまして、決算書の1ページをお願いします。  最初に、収益的収入及び支出の収入でございますが、第1款の水道事業収益は、予算額5億2,995万 6,000円に対しまして、決算額は5億 3,299万 5,839円で、収入率は100.57%であります。  支出は、第1款水道事業費用は、予算額5億 3,891万 2,000円に対し、決算額5億 2,720万5,811円で、執行率は 97.83%となっております。  次のページをお願いします。  資本的収入及び支出の収入。第1款資本的収入では、予算額2億 8,543万 4,000円に対し、決算額2億 8,477万 8,414円で、収入率は 99.77%であります。  支出は、第1款資本的支出、予算額4億 8,513万 2,000円に対し、決算額4億 6,633万 9,049円で、執行率は 96.13%となっております。  なお、5ページより、損益計算書、貸借対照表等の財務諸表を添付いたしておりますので、参考にしていただきたいと思います。  以上で説明を終わります。 ○議長(佐藤洋輔君)  以上をもちまして、提案理由の説明を終わります。  これより質疑を受けます。まず、議案第74号から第75号までの2件について質疑を受けます。  質疑ございませんか。阿部君。 ○11番(阿部節雄君)  第76号の予算の方でと思いましたが、何かそちらの方にないようですので、75号で質問せざるを得ないということで質問したいと思います。  使用料の収入科目の取り扱いでございますけれども、使用料を条例で規定している以上は収入は多少にかかわらず出てくるものだと思います。10年度の当初予算における使用料の関係で、農林水産業使用料の計上はすべて各施設に収入が見込まれているわけであります。これは使用料の性格からして当然の処理の仕方であります。例えば、柴平地域活動センター使用料として1万円を初め、自然休養村管理センター、それから山村開発センターというふうな計上の仕方をしているわけでありますが、今回の条例改正に伴う下川原地域活動センターにかかわる使用料も歳入に当然措置すべきものではないかと思いますので、その見解についてお尋ねをいたします。 ○議長(佐藤洋輔君)  産業振興部長。 ○産業振興部長(木村久男君)  下川原地域の活動センターにつきましては、説明がちょっと足りなかったんですが、この建設に向けての話し合いの中で、柴平地域は直営でやってございますけれども、地域の方の協議の中で、建設します下川原自治会の方に管理を委託するという形になってございます。そういったことで、その管理委託費の中でやっていかなければならないわけですが、そこら辺きちっとしたものをまだ計上できなかったということで、これから考えていかなければならないと思います。  それから、これから管理を委託するということになりますと、市の負担としては、今後火災保険等の負担は出てくると。ただし、小破修理等については地域から負担していただくということで、歳入項目にそれをのせまして管理費の中で還元してまいりたいという考え方でございますので、何とかよろしくお願いします。 ○議長(佐藤洋輔君)  阿部君。 ○11番(阿部節雄君)  それはちょっと予算の執行上は大変な問題があるわけであります。  例えば自治法の 225条の規定を見てください。使用料についての解釈というのが書かれておるわけですが、当該使用にかかわる物件施設、物的施設、いわゆる行政財産なり公の施設等の維持管理費の全部または一部を特定人が特定の利益を受けるという点に着目して、当該特定人に負担をさせるというのがその根拠なわけでありますから、今、管理委託がまだしっかり決まっていないというお話ですけれども、私はそこまではっきりした数字をのせなくても、やはりこの名称を出して、存置項目の 1,000円ぐらいはやはり出すべきだと。これはやっぱり予算調製の原則だと思うわけです。その点、もう一回お尋ねをします。 ○議長(佐藤洋輔君)  産業振興部長。 ○産業振興部長(木村久男君)  今は建設中で、最初の歳出の予算関連で申し上げましたけれども、外構工事等をやって11月中旬竣工の予定であります。そういったことでご指摘のとおりだというふうに反省しておりますが、12月に向けたいと思います。何とかご理解いただきたいと思います。 ○議長(佐藤洋輔君)  阿部君。 ○11番(阿部節雄君)  完成していないからそういうことで理解いただきたいということですが、それもわからないわけではないんですが、条例をやはり出す以上は関連予算も一緒に出すというのが至当だろうと思うわけです。やはりもし手落ちであったとすれば、そこは間違っておったということをはっきり言った方がいいんではないでしょうか。 ○議長(佐藤洋輔君)  暫時休憩いたします。               午前11時23分 休憩 ―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――               午前11時24分 開議 ○議長(佐藤洋輔君)  再開いたします。産業振興部長。 ○産業振興部長(木村久男君)  大変申しわけございませんでした。  歳入につきましては、小平の地域活動センターと同じ歳入によるという考え方でとってございますので。 ○議長(佐藤洋輔君)  暫時休憩いたします。               午前11時25分 休憩 ―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――               午前11時29分 開議 ○議長(佐藤洋輔君)  再開いたします。産業振興部長。 ○産業振興部長(木村久男君)  大変説明不足で恐縮でございます。  まず、今回の条例の一部改正ということで、「柴平」というのをとりまして、地域活動センターの設置条例と、こうなるわけでございます。  当初予算の関係につきましては、農業施設使用料ということで予算措置しておりまして、その中で柴平地域活動センター使用料というのをとっていますので、それに入るべきと思ったんですが、やっぱり配慮が足りませんでした。おわび申し上げたいと思います。何とか了解してください。 ○議長(佐藤洋輔君)  ほかにございませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐藤洋輔君)  ないものと認め、質疑を終結いたします。  次に、議案第76号平成10年度鹿角市一般会計補正予算(第3号)について質疑を受けます。質疑ございませんか。石川君。 ○1番(石川 徹君)  災害対策問題についてお伺いいたします。  岩手山がお隣のというよりも、八幡平と峰続きでございまして、非常に身近な問題なんではないかなと思いますが、気象庁が春から臨時火山情報を出したりといった不安定な状態が続いております。それで例えばアスピーテラインの通行の問題であるとか、火山灰の問題であるとか、非常に緊急対策をする時期ではないかなと考えますが、まず、今回の補正の中にそういった対策の予算は組まれなかったのかどうか、それを1点。  それと、あと9月3日に雫石で震度6弱の地震がありましたが、この際鹿角の震度計が作動せず非常に住民が不安感を覚えたと。そこで、鹿角の震度計の設置場所と、あと管理というのはどのようになっているかというこの2点について質問いたします。 ○議長(佐藤洋輔君)  総務部長。 ○総務部長(勝田 尚君)  まず、1点目のいわゆる岩手山対策予算がなければということでございますが、今回の補正予算には計上してございません。  岩手山の問題につきましては、今までもニュース、いわゆるマスコミを通じて把握してございます。また臨時火山情報、また気象庁から来る情報によってその情報は逐次とってございます。  また、ちょっと日にちを忘れましたけれども、岩手山の土石流、または何といいますか、いわゆる噴火等があった場合のシミュレーションもございます。それ等を検討いたしましたが、今までの予想される範囲では鹿角には影響がないという状況でございました。そういうことから、今回についても予算措置等については考えてございません。  ただし、万が一ということがありますので、市長からも指示があり、救急備品等の確認等をしておくようにと。また、県内の日赤等とのネットワーク化といいますか、そこら辺の確認は指示されまして、それは確認してございます。  それから、先般の地震の件でございますが、確かに鹿角市のいわゆる震度計については作動しておらなかったようです。これは市役所内の西側のところに設置してございまして、庁内を通りまして、電話線でなった場合は自動的に連絡が行くということになってございます。  それは、どういうわけか出てこなかったと。いわゆる動いた場合はすぐ押せば震度が2だとか3だとかというデータがとれるわけですが、それがとれなかったということでございました。これにつきましては、きのうまで土、日にわたりまして点検等が入りまして、現在はきのうの段階で支障なく作動するようになってございます。 ○議長(佐藤洋輔君)
     石川君。 ○1番(石川 徹君)  先ほどもアスピーテラインの話を出して質問したわけですが、やはり岩手山は十和田八幡平国立公園の一部であると。やはりそういう意味でも観光問題にかかわる影響というのも出てくると思いますので、やはり今後も十分情報を逐一収集しながら対応に当たっていただきたいと意見を付しておきます。 ○議長(佐藤洋輔君)  黒沢君。 ○25番(黒沢直弥君)  私から、一般会計補正予算中、6款農林水産業費1項9目中山間地域活性化対策費に関連して、これから質問いたしたいと思います。  14ページです。  まず第1点目として、今回の補正額 553万 2,000円、これはいわゆる鹿角ピア再開のためのものでありますが、その内容についてひとつお知らせを願いたいと。  また、業者選択については、4月から折衝してきたと聞いてまいりました。そこで、この業者選択に関しては、複数の業者を比較検討したのか。また、1業者だけに絞ってその折衝をなされたのかどうか。その経緯経過についてお知らせを願いたいと。  それから2点目として、鹿角市からの食材供給体制はこれからどうなってまいるのか。  それから3点目としては、今後の見通しなんですが、これからも市の負担として考えられるものは何であるのか。今後もまたもまたもと、こういうことで何回も負担が重なると大変な問題ではないだろうかと考えられます。この点はいかがなものでありましょうか。  それから4番目として、契約はどうなっておりますか。この契約に関係して、以前からも話がありましたように、保証人の問題が出てまいります。連帯保証の問題なんですが、こうした点はどうなっておるのか。  以上、4点についてお尋ねいたしたいと思います。 ○議長(佐藤洋輔君)  産業振興部長。 ○産業振興部長(木村久男君)  ただいまの質問に対してお答え申し上げたいと思います。  まず、第1点目が補正予算にあります 553万 2,000円の内訳でございますけれども、まず、その前に今までの交渉の経緯経過、これについてご説明申し上げたいと思います。  まず第1点目として、複数の業者との比較検討されたのか、または1業者に絞ってというふうなお話でございますけれども、まず、現在のあれとしましては、複数の業者といいますか、4社から一応やらせてほしいという要望がその後出てきているのは確かでございます。ただ、私どもは前のピアの社長とのいろいろないきさつの中で、どうしてもやはり鹿角が、市が設置してやっていく上では鹿角市出身者の方がいいのではないかということに絞りまして、都内在住の鹿角市出身者ということで交渉した経緯がございます。そういったことで、この方との交渉がはっきりしないうちは、ほかの4社、要望が出てきた4社とのあれはできないという考え方で進めてまいりました。これが原則でございます。  それから、その中でまず公式に相手方にお目にかかったのが4月26日でございまして、その時点では、アンテナショップ鹿角ピアの開設の目的等をお話しして理解していただくということの上で初めお目にかかってございます。その時点では、場所の問題、それから食材の問題、スペースの問題、テナント料の問題、さらにはピアという呼称の使用についての抵抗感、こういった厳しい現状認識が出されました。その後5月22日に、9月1日のオープンに向けてやっていただけないかというお話もしてございます。その時点では補助事業との関係もありまして、改装等は難しいので現状のままで再オープンになるんだということをお伝えしてございます。  それから、その間いろいろ相手方との接触を試みましたけれども、相手方が忙しいということで6月24日に社長さんと協議してございます。その時点でも、やはり補助事業との関係がありますので、現状の居抜きのままで再開していくことが原則だということで、お目にかかってから2カ月近くになりますので、やはり条件的に採算が合わないという中で、郷里のためということで迷惑はかけられないということでございますので、まず、経営面だけで試算した上で結論を出していただきたいという要請をしております。  そこで最初に厳しい現状認識が打ち出されておりまして、その間時間もたってまいりましたので、この時点では断られるということも視野に入れて交渉に来たということを申し上げましたら、今までのあれは全面的に撤回されまして、市の条件に沿って受け入れの意向というものが示されました。そして結論を出すためにもうちょっと時間を欲しいという話になったのでございます。  それから、7月14日になりまして受託したいと。ただ、再開する以上は二度と失敗はされないだろうと。そのためにもやはり東京鹿角会の方々の協力が欲しいから、その方々との協議の時間が欲しいというふうな要請がさらに出されたのでございます。それで、7月31日に支配人とそれから専務さんが鹿角市においでになりまして、細部の協議に入ったということでございます。  何回も申し上げましたとおり、現状のままの再開ということをお願いしておりましたけれども、やはりやる以上必要最小限の改装が必要という要望が出されまして、入り口のつけかえ、さらにはショップ機能の移設、それからカウンターの一部カットといった要望が出されたのでございます。  ただ、改装に関しましては、やはり補助事業の関係もありまして、県を通じ国との協議、さらにはビルのオーナーの許可も必要ということで後で返事をしますというふうなことにしました。  その結果、まず県からも国からも一応OKをいただきました。それから、ビルの方もOKをいただいております。  そういったことで8月7日になりまして、社長がみずから鹿角市役所に参りました。これは金曜日でございます。そこで直接細部の協議に入ったわけでございます。そこで鹿角ピアの呼称使用、それから地域食材の使用、首都圏在住者へのサービス、それから業務報告書の提出、こういった市の開設目的に沿った形での合意に達してございます。  そこで、前に新聞報道等されましたけれども、10月13日に再オープンということになりまして大筋で合意したものでございます。その中で、入り口のつけかえ、カウンターの一部カット、業務運営上の経費は会社負担ということでございます。  それから、市は再開のために施設補修工事としてショップ機能の移設、それから看板とかの改装、それから施設用備品として、やはり食器洗浄器、これは衛生上必要ではないかというふうに判断されましたので、食器の洗浄器、これの購入。それから、再開宣伝費としまして、改装オープンチラシ、PR用のパンフ、PR用のシール、利用者カードの印刷、こういったものを市の方で負担するということになったものでございます。   553万 2,000円の内訳につきましては、施設の補修工事が 220万円でございます。それから、食器洗浄器はそこにもありますとおり90万円、それから再開宣伝費としまして、改装のオープンチラシ 2,000枚、PRパンフ 6,000枚、シール 2,000枚、利用者カード 6,000枚と、こういったものを含めまして 243万 2,000円というふうな経費の予算措置をお願いしているものでございます。  それから、新しい会社の経営者でございますが、株式会社東邦興産代表取締役社長内堀修吾氏、51歳でございます。本社は東京都小平市美園町2の19の22番地。内堀氏は鹿角市八幡平谷内出身の方でございまして、ふるさと大使の経験者でもございます。現在資本金は 8,000万円でございまして、東邦グループ店舗としましては、都内に飲食店9店舗、さらにそれに物流等を供給します物流会社が関連会社3社ございます。年商7億 5,000万円。こういうふうな方になってございます。  今度再開しますレストランにつきましては、業種としては、様態としては居酒屋ということでございます。店名につきましては、今検討中でございます。  それから、お客様の席数が前は34席でしたけれども、65席ということでございます。 ○議長(佐藤洋輔君)  部長、聞いていることは食材の供給はどうなのかということ。市負担は今後あるのか。それから、契約と。この三つだけにしてください。産業振興部長。 ○産業振興部長(木村久男君)  食材の供給につきましては、今まではピアに直接送っておりましたけれども、今度は、今申し上げました東邦興産関連の子会社を通じて供給していくと。その送り先として、送っていく準備としましては、農業農村支援機構がそれに当たっていくということでございます。ストック的には非常に大きいロットでいきますので、今度はむしろ送料等はかからなくなってくるんじゃないかと。経費負担が軽減されるんでないかと思っています。  それから、今後負担が見込まれるのは何かというお話でございますけれども、契約書の条項の中で縛りをかけておりまして、まず、運営業務に関する費用につきましては、利用する設備のメンテナンスも含めて会社の負担と思っています。そこでまた人件費もかなりカットしてございますので、まずこういった形の要求は出てこないものだというふうに思っています。  ただ、あそこに準備しております厨房の機器、これは市役所の備品でございますので、これが耐用年数がまいりまして、使用に耐えられなくなったという段階では、やはり経営者と協議することになりますが、その時点ではやはり負担しなければならないものと理解してございます。  保証人につきましては、当初からやはり保証人がなければ困るということでお話ししておりまして、最初は第三者ということでお願いしましたが、社長個人資格で保証するという形で一応は資産証明とか、収入証明とか、そういったものは送っていただいてございます。保証人がつくという形になります。  契約につきましては、近日中の契約になりますけれども、最終的には、本契約は9月定例議会の一般会計補正予算の議決をもって正式な契約というふうに考えてございます。今の予算議決をいただかなければ正式契約できないという形になりますので、そう考えています。 ○議長(佐藤洋輔君)  黒沢君。 ○25番(黒沢直弥君)  さらに3点ばかりお尋ねいたします。  先ほども部長がちょっと触れましたが、去る7月11日の新聞なんです。ある新聞、私が見ましたのは。議会開会前にさも決定したかのような報道がされたわけなんです。こうしたことは、さきの産経委員会なんかの報告を見ましても、いわゆる議会に対して相談をしてからと、慎重に相談を重ねますという報告がされておるわけなんですが、議会開会前にこうした報道がなされるということは議会軽視につながる問題ではないだろうかというふうにも考えられるわけなんですが、こうした点についての見解をいかが出されるのか。その見解と責任ある答弁をお聞かせ願いたいと思います。  それから、これもいろいろ新聞なんかで報道になっておるわけなんですが、前の業者のテナント料未納の解決策はお立てになっておられるのかどうか。このままずるずる残していくわけなんですか。この点はどうなっておられるのか。  それから、これは市長から答弁願いたいと思います。  私が今さらここで申し上げるわけではないんですが、この事業は平成7年に始まって、開設経費など、あらゆる全部の経費を含めてのトータルが1億 8,272万 2,000円と非常に莫大な経費が投入されております。単に鹿角ピアだけの年間の経費を聞いてみますと、約 2,500万円から2,600万円と。3カ年ですから、これに3年掛けますと、 7,500万円から 7,800万円もう既にかかっておると。莫大な経費でございます。市民の税金なんです。これだけの経費を投入して、当初の計画どおりの、情報発信基地という、アンテナショップとしての機能を果たしておられるのかどうか。本当に鹿角市のためにプラスになっておるのかどうか。こういうことをひとつ市長からお尋ねをいたしたいと。もうそろそろこの問題については、真剣な洗い直しと見直しの時期ではなかろうかと、こう思われますが、市長、いかがなものでございましょうか。  以上、3点についてお尋ねいたします。 ○議長(佐藤洋輔君)  産業振興部長。 ○産業振興部長(木村久男君)  まず、第1点目の議会へ正式に報告等出される前に報道されたということについての見解ということでございますが、先ほど申し上げましたとおり、今までの経緯経過の中で、まだ交渉中なので合意に達するまではやっぱり個人の名前は出してほしくないという形で要望がされましたので、今まで皆さんにも、鹿角市出身の首都圏在住者ということでご報告申し上げてきたことでございます。先ほど申し上げましたとおり、8月7日、社長とじかに協議した段階で、午後からですけれども、協議が終わったのが金曜日の午後6時半過ぎでございます。そういったこともありまして、その中で細部の詰めがなされたことから、今度は会社の名前を出しても結構ですよというお話がありまして、私どもの方からは、きょうは金曜日の午後ですし、また、というふうなこともあって、この時間ですので三役への報告もまだ月曜日じゃなければできないし、また行政には行政としてのルールがあるんだと。三役への報告、さらにはその指示を得て、さらには議会の皆さんに対応してからでないと発表できないんだよというふうなルールがあるということに対して申し入れしてございます。ただ、それにもかかわらず報道されたということで非常に遺憾でございますけれども、まず、社長にもその点については一応申し入れしました。それから、担当の者から報道された記者の方に抗議しているという状況になりまして、結果、こういった形になりまして、私どものやはり取り扱いのまずさということで、この場をおかりして陳謝申し上げたいと思います。大変申しわけありません。  それから、前の経営者のテナント料の未納対策ということでございますけれども、まず、3月議会で市の支援策というふうな形で議決いただきまして軽減させていただきました。  その額につきましては、冷暖房、空調使用料等は利用実績によって違ってまいりますので、その結果、 578万 3,819円となったわけです。それで第1期分として5月25日に 134万 3,971円入ったということで、未納金 443万 9,848円でございます。それで一応4月21日再度請求、さらには9月1日にも請求書を出してございまして、今回請求したのは9月30日までお支払いくださいという形でございます。  ただ、その間お前たち何もやってなかったのかということになると思いますが、都度電話では協議しておりますし、また上京の際には岡田氏とアポをとりながら、何とかして払う方向を模索してほしいということで督励してございます。そこで、やはり基本的には全額を払っていただくというのが建前でございます。ただ、やはり前に申し上げたと思いますけれども、押さえるべき財産が全くないに等しいということでございますので、まず、今後も粘り強く相手方と折衝して回収に努めてまいりたいと思ってございますので、その点をひとつご理解いただきたいと思います。 ○議長(佐藤洋輔君)  市長。 ○市長(杉江宗祐君)  鹿角ピアの今後のあり方などについて質問がございましたが、ご承知のように、従来の東京事務所にアンテナショップとレストランを加えて総合的な取り組みということで進めさせていただいたわけであります。  最初に委託しました業者が途中で挫折したというのは大変残念なことでありますが、今説明ありましたように、この後本市出身のそれ相応の経験者が今度当たるわけでありますから、私どもはその方に大きな期待をかけつつ、その再起に向けて市としても側面から協力して取り組みをしていきたいというふうに思います。  経費の関係につきましては、東京事務所単独設置の時期でも千数百万円の負担はしてあったわけですが、これに先ほど言いましたように、いろんな機能が加えられてきております。これが上手に回転しますと、当初皆さん方とご相談したように、それ相応のやはり波及効果があり、いろんなものが相乗効果というものが出てくるんではないかというふうに考えておりまして、今新しくやられる方は大変な経験者でもございますし、その人と十分に連携を取り合いながら成功に導くように努力をしてまいりたいというふうに存じます。 ○議長(佐藤洋輔君)  黒沢君。 ○25番(黒沢直弥君)  私、最後に申し上げておきたいと思います。  やはりこの問題については、失敗は二度と繰り返されないと、大変なことになるだろうと思います。それで先ほどから業者決定までの経緯、それから、その他の問題でいろいろと答弁をいただきましたが、何かしらすっきりしないものがあると、自分ではそう考えております。したがって、この案件はこれから産経委員会に付託になるだろうと思います。そこで、その産経委員会での審査の経過を聞いてから私はこの問題についての結論を出したいと思います。以上で終わります。 ○議長(佐藤洋輔君)  昼食のため午後1時まで休憩いたします。               午前11時59分 休憩 ―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――               午後 1時01分 開議 ○議長(佐藤洋輔君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  議案第76号平成10年度一般会計補正予算(第3号)について、ほかにございませんか。小田切君。 ○4番(小田切康人君)  補正予算に関連して何点かお尋ねしたいと思っていましたが、先ほど鹿角ピアについては、たくさんご質問がありまして、それにいっぱいお答えがありましたので、私は教育費の心の教室の運営費に関連しまして、市の教育委員会の心の教育のあり方について、その姿勢をお尋ねしたいと思います。  実は、市民の何人かの方々から、ことしの花輪ばやし小中パレードに突然のごとく中学生が一人も参加しなかった理由は何か。聞くところによると、校長の一存で不参加が決定され、その真意はどうなのかというものでありました。この小中パレードは、昭和62年以来地域の子供たちの情操教育やふるさと学習の一環として、祭り関係者、芸人、PTAなどの大変な苦労と努力のもとで今日まで継続されてきたものであります。中学生の参加が中断されたのは事実のようです。  私は、さきの一般質問で鹿角の教育行政は万全か。心の教育とは何か。また、少年犯罪に見る情緒教育の欠落を憂慮し、体験上からこうした祭りや民俗芸能の伝承活動は心を伝える部分で大切である。教育の現場ではどうかとお話し申し上げました。そのやさきのこの中断はとても残念に思います。教育長はこのことをご存じでしたか。  また、心の教育のあり方として、地域と密接な伝統行事への参加は無意味だとお考えですか。  お尋ねいたします。 ○議長(佐藤洋輔君)  教育次長。 ○教育次長(高畑 直君)  その件に関しては、確かに関係者からお話がありまして、私の方で校長先生にお尋ねいたしております。  それで20日の午前中というパレードだということで、19日の晩は非常に遅くまで中学生が参加するので、どうしても体力的といいますか、それで無理なのでお断りしてあるというご返事をいただいておりまして、関係者にその旨をお話ししたところ、来年からぜひ日程を検討しながら再度お願いするというお話でありました。もちろん今年の3月ですから、小田切議員にお答えしておるとおりでございまして、地域の行事には積極的に参加するようには進めておりますけれども、そういう事情があったということをご理解願いたいと思います。 ○議長(佐藤洋輔君)  小田切君。 ○4番(小田切康人君)  そうしますと、来年から再開するということですか。  それから、これを実際に運営しているのは、花輪ばやし若者頭協議会という組織がありまして、やはりその役員たちが何回かお願いに上がっているとき、やはりそんなに大変だったらやめればいいんでないかと、学校の担当の先生の方からそういう言葉もあったと。やっぱりそれは教育する立場の側からして非常に何か少し考えなければならない部分の問題ではないかなと。片手落ちになればいけないと思いましたので、私も昨日校長先生にお電話を差し上げて、その状況はどうなのか尋ねました。その中で、やはり学校の制度が五日制になることによって、やはりこういうものはかなり負担になってきていると。そういう現場の生の声も私、聞かせてもらいましたが、やはり心の教育、今心の教室の運営というのは非常にいいことだということはよくわかります。けれども、現場としてはそういうギャップがあると。やはり祭りに対する参加も大変な部分があるんではないかなと。そのところのギャップをどうやって指導しながら埋めていくのか、そこをちょっとお尋ねします。 ○議長(佐藤洋輔君)  教育長。 ○教育長(淺利 忠君)  今次長からお話ししたような事情があるわけでございますけれども、昨年度までは18日のお昼中にやっていました。保育所を含めて小学校、中学校の生徒を全部出して、私もそういう行事には積極的に参加するようにということでお願いもしてきたし、どの地区でもみんなそういうぐあいに参加していただいているものという認識をしています。ただし、ことしに限っては、19日の夜から20日の早朝にかけましての、これはやはりいろいろと指導上も問題があるのではないのか。具体的に言うと、なぜ18日から、私はその辺の経緯についてはよく聞いていないのでよくわかりませんけれども、18日の昼のパレードが19日のあれに変わったというようなことにつきましても、いろいろと祭典委員会の組織機構改革などもございまして、それらを契機にいろいろとそのあり方が変わったやにも聞いていますけれども、どういう理由でそうなったのか私はよく聞いておりません。  いずれにしてもご心配のように、そういう地域の行事だとかそういうものにはとにかく積極的に参加しろと。そして子供たちがそこへ出ていろいろと参加して活動しているのに、教師が出ないということは、これはやっぱり職場放棄といいますか、そんなぐあいにも通ずるものだよと。
     したがって、できるだけ多くの先生方が見て、そして一緒に参加して指導なりなんなりをしていただきたいと、そういうぐあいにはお願い申し上げていっているところでございます。 ○議長(佐藤洋輔君)  小田切君。 ○4番(小田切康人君)  何とかそういう方向でお願いしたいと思います。やはり教育長が主催する会合に校長先生がなかなか集まりが悪いとかそういう話もちょっと聞こえてきていますので、やはりその辺をもっとびしっと指導していただいて、まず頑張っていただくようにひとつよろしくお願いします。 ○議長(佐藤洋輔君)  ほかにございませんか。齋藤君。 ○22番(齋藤啓一君)  14ページ、先ほど午前中に黒沢議員が伺いました鹿角ピアについて、私も私なりに伺いたいと思います。  事前の会派説明ではるる、6月24日、相手方の社長と協議、いろいろ産振部長が言われたとおりを私ども、いい方を見つけて、これからはアンテナショップは何とかうまくいきそうだなという理解はしたんですが、先ほどの答弁を伺いますと、7月17日の新聞報道に対して、部長は私どもの不手際でいろいろ誤解が生じたことを陳謝しますと言いましたが、私は決してあなた方のやり方は何も間違っていないと思います。相手が、今までうまくきたものを、何か相手が、答弁を聞いた感じでは信義を裏切ったような感じが、そういうように聞こえます。  あとは保証人に対しても、第三者の保証人をつけてほしいというが、社長の方が個人の資格でやる。鹿角市の要望したものが受け入れてもらえない。どうも、私はこの方は存じ得ませんので契約交渉ごとの基本として伺うわけですが、前の委託先も私どもが聞いたときには、鹿角の農業とかに関しては映画もとってかなり鹿角市に対してご理解をいただいている、鹿角にとって有益な人であってこの人に任せれば大丈夫といった方が、決して鹿角市もその方も悪くない、景気が悪く、お客が入らないからそういうことになったと私は思うんですが、今回委託する人も、鹿角市としては鹿角市の誠意が伝わる方かどうか。その確信をしてやるものかどうか。そして、テナント料は前みたいにならないという保証はいかにするのか、その部分を伺いたいと思います。その部分がなければ、きょうの質問は不信感がよぎってどうにもなりません。 ○議長(佐藤洋輔君)  産業振興部長。 ○産業振興部長(木村久男君)  まず、第1点目の新聞報道のことでございますけれども、やはり私どもとしてはそういったルールがありますよというふうな申し入れをしたにもかかわらず、そういった形で報道されたということで、それを最後まできちんとルールがありますよということを理解して、わかりました、それではこれがきちっと合意するまで、例えば契約するなりするまで、じゃ、私も控えますというふうな話のところまで詰めなかったと。詰め切れなかったということに対して、私はやはり議会軽視と先ほど言われましたけれども、やはり議会の皆さんの審議権の侵害ということをおっしゃられる方もありますし、そういったことで謝罪申し上げたというふうなことでございます。  それから、今度の人は保証人の関係からいって信義に足りるのかというお話でございますけれども、やはり今までの経緯経過の中でいろんな、やはり私どもの予定した時間までに回答がもらえなかったとかさまざまな問題はありましたけれども、やはりやるからにはきちんと対応しなければならないということで、実は9月1日から鹿角ピア再開に向けての向こうの会社のプロジェクトチームをつくりまして、オープンまでの間の短期間の開店スケジュールですか、タイムスケジュール等も決めて精力的にやっておりますし、そういった点では、やはり食材の関係も先ほど申し上げたとおり、物流会社、子会社を通じまして、展開しております9店舗にも使っていくんだということでございますので、そういった点では信頼に足りると思ってございます。  それから、保証人につきましては、当初第三者ということでお願いしましたけれども、こういう経済状態ですので、なかなか第三者といいますか、それから別の会社といってもなかなかもらえないと、承諾をもらえないということで、私が個人の資格で保証するという形になっているものでございます。  テナント料の関係につきましては、大変説明不足で申しわけありませんでした。今度の契約に当たりましては、テナント料は前のときは3カ月に1回、年4回ということで後で払うということになっていましたけれども、今回は前の月に次の月の分を前納していただくと。毎月前納していただくという形になってございます。前納ということになります。そこが大きく変わった点です。 ○議長(佐藤洋輔君)  齋藤君。 ○22番(齋藤啓一君)  前納制も本当にそれで頑張っていただきたいんですが、一たん設備をしますと、前納制もどうも待たざるを得ないという部分もあります。ぜひ私はどこかの国がミサイルをぶつけて知らんふりをするような相手じゃないということを答弁の中にぜひ入れて頑張っていただきたいと思います。終わります。 ○議長(佐藤洋輔君)  石川君。 ○7番(石川幸美君)  10款3項1目8節の報償費について、先ほど小田切議員が質問したところにありますが、17ページですが、これについて若干お伺いいたします。  まず、この心の教室そのものが目指すものは何か。背景は何かについてお伺いしたいと、1点思います。  それから、相談員を5校に配置するということでございますが、配置される人は民間人なのか、あるいは教諭なのか。それから、この金額から見ますというと、常時この心の教室は開催されている状態ではないと思いますが、一体どれぐらいの心の教室を、例えば週何時間とか、あるいは月にしても結構でございますが、どういうふうな状況で実施されようとしているのか。  あるいは、もう1件お伺いしたいのは、民間人であっても教師であってもその相談員を委嘱する場合の基準となるものは何であったのかということについてお聞きしたいと思います。 ○議長(佐藤洋輔君)  教育次長。 ○教育次長(高畑 直君)  心の相談員の設置については、7月の臨時議会の、心の教室を設置するというところでもお答えしておりましたが、中学校における殺傷事件などの問題行動が続発して社会問題になっていることから、こうした問題を起こす要因の一つとして、生徒たちに悩みあるいは不安、ストレス等がたまっていることが挙げられるため、その悩みを生徒が気軽に第三者的な存在の人に話をして相談を受けられるようにするということの趣旨でございます。  それから、相談員でございますが、1週4日間、それから1日4時間ということで予算措置いたしております。  それから、相談員そのものは広く民間人から選考するということでやっておりましたけれども、今のところ先生のOBをお願いしたいということで選考を進めております。 ○議長(佐藤洋輔君)  石川君。 ○7番(石川幸美君)  相談員については、今お話がありましたように、先生OBを基準にして考えたいということのようですが、私がひとつこのことについて考えてほしいということは、いわゆるそういう対象になる人が気軽に相談できる人、つまりは例えば教師OBということでありますとある程度年配ということになるかと思いますが、視点は実質的に目線を同じに考えてくれるような対象の人を考えられないかということでございます。  例えば年齢的にはるかに上の人になりますと、気軽に相談を受ける、教室は開設した、ところが、実質その相談に来られる子供さんたちがなじまないということは考えられないかということです。ですから、その辺も踏まえて検討願えればありがたいと思いますが、教育長はいかがお考えかお願いいたします。 ○議長(佐藤洋輔君)  教育長。 ○教育長(淺利 忠君)  相談員の配置についてでございますけれども、この制度は、ご存じのように国の経済対策といいますか、このために出てきた私たちにとっては予期しない事業でございました。何か手を打たなければならないということで私たち現場にはいろいろと模索しておったところに、文部省の方からこういうあれを提示されまして、それに乗っかる形で進めたわけでございますけれども、来年の3月31日までとりあえずそれぞれの学校の校長先生方にご相談申し上げて、どういう方が適任かということで推薦をしていただきました。  その結果、校長先生方から挙がってきた相談員がみんな学校OBということでいささか不本意なところもあるわけですが、私たち県の都市教育長会議などでも随分こういうのが話題になって、どうあるべきかということでお話ししているわけですけれども、まず来年の3月31日まではそれで行こうと。その間にもう少し厳密に、今石川議員さんのおっしゃるようなそういう生徒の目線で相談、あるいはいろいろお話できるような人選をするようなことを進めていこうではないかと。具体的には、例えば能代市の場合であれば、学校の先生のOBが一人、それからあとは保護司だとか、民生委員だとか、そういう市のいわゆる民間人をお願いしているケースもございます。おいおいそういう方向で進めていかなければならないものだと、そんなぐあいに思います。  といいますのは、やはりOBですと、学校の校長先生、教頭先生、あるいは先生方が屋上屋を重ねるような、いわゆる先生方がまずびびってしまうようなことになりやしないかと。いわんや子供たちが気軽にというふうなのはなかなかできにくい状況になるのではないかという心配も確かにありますので、そういう意味で、非常に言葉は悪いんですけれども、隣のおじさん、隣のおばさんといいますか、そういうような気軽な気持ちで相談事ができるような、お話し合いができるような、そういう人をこれから人選していくと同時に、そういう場所のつくり方もきちっとしていかなきゃならんだろうと、そんなぐあいに考えているところでございます。 ○議長(佐藤洋輔君)  石川君。 ○7番(石川幸美君)  今お話を承りましたので、趣旨はわかりました。  それで、なぜ私がこういうふうな話をしたかといいますと、今まで一連のナイフ事件とかいろいろ国の全国的に見て事件が報道されておりますが、その中でよく校長先生が登場されるわけですが、その内情を、実態をよく把握されておらないというようにお見受けすることがたびたびあったからであります。よって、大変いい施策なわけですので、今後この施策が子供たちにより、何といいますか、プラスになるように進めていかれるようにひとつお願いして、この項の質問を終わります。 ○議長(佐藤洋輔君)  ほかに。大里君。 ○12番(大里恭司君)  私から2款3項企画費、武威市への派遣事業委託についてお伺いいたします。  1994年ですか、こちらから行って、95年には向こうから来た。96年はまたこちらから行った。  昨年は向こうの人事異動等があって向こうが来れないということでことし来たわけなんですが、私も来年はこちらから行かなければいけないだろうというふうには考えていたわけです。この前8月下旬に来たときにも、向こうの方たちには、来年はこちらからも行けるかもわからないと、行くとは言いませんから、行けるかもわからないと。そうしたら武威は5月ごろが一番いいと、気候的にですね、だから、そのころ来ればいいんじゃないかというような話をしていたわけなんですが、急遽その後ことし、先ほど11月にですか、10月ですか、行くということが出てきたわけなんです。11月ですね。11月だと向こうは高地ですから、標高 2,000メートルぐらいのところですから、相当寒いだろうと思いますけれども。どうして隔年に行ったり来たりしていたわけが、ことし急遽行くようになったのか。まず、それが1点です。  それから、先ほど総務部長が詰め、詰め、詰めのために行くということを言われましたけれども、その意味がちょっと理解できないわけです。詰めるということはいろんなものに使えますけれども、いろんなこちらからの条件、あちらからの条件、いろんなものが出て、その取捨選択のための詰めもあるでしょうし、それから、次再会するための日程を詰めるという意味にも使われます。その辺でどういう意味で詰めのために行かれるのか。詰めとは何なのか。もしいろんな条件が出ているとすれば、こちらからもあちらからもですね、その条件は何なのか。  そして、ことしまた11月に行くための、どうしても詰めるために行かなければならない理由。  本来であればそういうことであれば電話でも通じると思うんですけれども、とりあえずそれだけお伺いします。 ○議長(佐藤洋輔君)  総務部長。 ○総務部長(勝田 尚君)  大里議員さんの質問のまず第1点目でございますが、どうしてことし行くのかと。いわゆる来年度の計画をことし行くのかというふうに私とりましたけれども(「計画じゃなくて、今からいけば来年になるはずだと、計画じゃないです」の声あり)確かに大里議員さんのとおり、今までの行ったり来たり交互ということですので、今年度武威市から来ていただきましたので、来年度はこちらから、やはり何といいますか、行政視察団といいますか、または民間視察団を伴うかもしれませんが、いずれそういう形では計画をしてございます。  今回11月に行くことになったのにつきましては、先般鹿角市へ武威市から来ていただいた段階の中で、武威市の市長からいろいろ提案があってございます。大里議員さんも一緒に同席したときもあちらの市長さんから交流の申し込みがありました。そしてその申し込みは、最後のお話ししたときも、あちらの市長から広範囲にわたっていろいろ提案されたそうであります。その中にはその場ですぐ決めかねるようなものも多々あったやに聞いてございます。そのときの提案を受けまして、こちらの方では、市長がショプロンの交流協定を見本といたしまして、交流をしていき、締結したいというふうに話してございます。  あちらの方でも原則的にはそういう形で行きたいということを了解しておりますが、その中にはいろいろのことが書かれてございます。したがいまして、そういうふうな中身につきまして、今後どうするのかということを県を通しましてファクスとか手紙でもちまして詰めていきたい、詰めていくというよりも相談をしていきたいと考えてございます。そしてある程度の合意をこちらから武威市に行きまして確認をしたいということでございます。そして来年度からの交流を実現するために対応していきたいと。そのために今年度中に、11月あたりまでかかりまして内容を協議いたしまして、締結できるようにお互いに文案を詰めていきたいという意味で申し上げたのでございます。 ○議長(佐藤洋輔君)  大里君。 ○12番(大里恭司君)  ちょっと、答弁が……、大体わかりましたけれども、ちょっともう少し聞いていたと思ったけれども。内容とか。まず、わかりました。  それで今確認するために行くということなんですが、するとどういうのをやるか確認するためとこの前協議会でも聞いたけれども、ちゃんとした答えがなかったものであえて聞きますけれども、確認するために行くということは、事務サイドの仕事として行くわけですか。協定をするために行くんですか。それと、もし協定するとすれば、友好協定を締結するとすれば、いつになるのか。その確認のために行くと解釈していいんですか。 ○議長(佐藤洋輔君)  総務部長。 ○総務部長(勝田 尚君)  協定につきましては、できれば来年度こちらからの行政の関係、また、民間の視察も加わるかとは思いますが、そういう関係で公式訪問した時点で調印をいたしたいと考えてございます。したがいまして、こちらからそちらへ行って協定をどうするかということではなくて、前の段階で交流協定の骨子を詰めたいと、決めていきたいと。そのために今年度中に行きまして、内容の骨子を定め、そしてお互いに来年度からはこういうふうなことで調印してやっていきたいというふうな準備のために行きたいというのでございます。なお、したがいまして、事務折衝を主たる目的として職員及び三役の中からまた1名等で訪問したいと考えてございます。 ○議長(佐藤洋輔君)  大里君。 ○12番(大里恭司君)  前ショプロンとの協定を結んだときは突然行って結んで来られましたね、ショプロン市との友好協定については。何回となく往復して協定はしていなかったと思います。  一緒に行って、突然協定されて帰ってきたわけですけれども。  それで今いろんな問題、どういうもの、条件を確認する、もしくはこういうのにしたいということであれば、私が思うのに突然向こうに行ったってなかなか話進まないと思います。やはり事務的な折衝ですから、やっぱり手紙で、やっぱり文書でやらないと。だから何回もこちらでこういう条件、向こうの条件をやらないと、1回会ったってだめですよね。だからもし来年であれば、来年までしっかりお互いの意思を確認することであれば文書でもいいんじゃないですか。こちらからこういう条件ですと。あなたたちはどう思いますかと。向こうから来ますよね。そしてまたそれに対してこう言って、やっぱり何回となくやらないと。だから、確認のために行くというのは私は理由にならないと思う。だったらわざわざ行く必要はなくて、来年の公式訪問のときまでにお互いの文書をやりとりして、言葉が違うわけですから、文書であれば漢字ですからお互いに意味は通じるわけです。だから、そういう文書で十分じゃないですか。  おまけに11月になると向こうは相当寒いですよね。日本の11月と全然違うと思います。あえて、だから、それまでも来年の5月ごろまでじっくりやったらどうですか。私はそう考えます。  というのは、何かいろんなことが耳に入ってきて、何か無理して行かなくてもいいのに、ある理由でもって、だから行かせてやろうかというような話も聞こえてくるから、あえて私言っているんですよ。心あたりあると思いますけれどもね、私。  だから、やはり言葉の違う国の場合には行って確認したって無理です。私だって無理だもの。  それだったら文書で何回もやって、その文書で確認して初めて顔を合わせて、こういうことでいいですねとやるのが本来の姿じゃないですか。 ○議長(佐藤洋輔君)  市長。 ○市長(杉江宗祐君)  ただいまの武威市との関係でありますが、一つは、向こうから今回おいでになるというときに、長いおつき合いをするとすれば、やはり友好協定みたいなものを結ぶ必要があるだろうということを向こう様に伝えてあったわけであります。向こうもそういう意思を持ってきたんですが、具体的にどうしますかといったときに、そこまでまだ検討していないし、鹿角はおろか日本に初めて行くので、行っていろいろ経験させてから具体的なものを考えさせてほしいということでおいでになったんです。  それから、こちらへ来て最後のお別れの晩餐のときに、いろいろ勉強させていただいて大変よかったと。そこまでいいのですが、でき得れば来年から人事交流とかいろんなものを含めて、来年度からですか、進めたいので、年内に協定を結べないだろうかという話が来たんです。それは例えば具体的にどういうことを望んでおられますかと言ったら、十何項目ずっとありまして、何か人事交流が主体でこういう技術者も来てほしい、できればこういう合弁会社もつくりたいというふうないろんなことがありましたので、この席でそれを一つずつ詰めるというのは時間的にも無理ですし、後日にしませんかというお話をしました。  今大里さんが言われるように、やはりこれは文書で、ファクシミリでもいいですが、文書でもってその辺のところをまず整理をしておきましょうと。それから、民間人の交流もかなり向こうの方としては期待をしているところがありますので、そういうふうなところを、これは単純に文書だけでわからないところもあるだろうと。それから、こういう行政報告でも申し述べたんですが、向こうも国宝級の出土品がたくさんあると。そういうふうなものを鹿角市ばかりではなくて日本国じゅうの皆さんに見てもらいたいんだという話があったりしています。そうなると、これは単純に、はい、そうですかと文書だけでいかない問題がたくさん出てくるんではないかというようなことで、やはりこれはまず職員と助役さんかだれかでも行っていただいた方がいいのではないかなというのが一つ出ました。  それで年内は難しいのではないですかとお話ししたら、じゃ、例えばの話ですが、向こうへ行かれて、そこですべてが合意に達すれば仮協定にしておいて、来年こちらから5月か6月においでになるときに本契約でもいいんじゃないですかと。そしてそのときにでき得れば、一つでも二つでもそれが実績として見えるようにしてくれないかという向こうの要望があったわけです。そんなことを考えますと、やはり年内にこれは行かなければならないのかなということと、それから、大変寒いところだというふうにも聞いていましたので、その雪の状況はどうなんですかとお聞きしたら、その時期は寒さはあるけれども雪はそんなに降りませんし、飛行機の便も大丈夫ですと、こういう向こうの話でしたので、こういう手順でひとつ進めさせていただこうかなということで予算をお願いしたところであります。 ○議長(佐藤洋輔君)  ほかにございませんか。阿部君。 ○11番(阿部節雄君)  二つほど質問したいと思いますが、一つは、先ほどの説明を聞いてちょっと意外に思ったことが一つございます。  それは歳入の8ページですが、14款の寄附金のところです。説明では、いとくから商業振興のために使ってほしいと。いわば目的を明示した説明がございましたが、そうだとすれば、これは指定寄附金というふうにならざるを得ない。今までの予算の計上の仕方については、一般寄附金ですよということであれば、この説明欄は一般寄附金と。あとは説明の段階でいいわけですから、そこはどうも納得がいかないということでございます。しっかりした説明を願いたいと思います。  それからもう一つは、今回のいろいろな事業関係に関連しましてお尋ねをするわけでありますが、今回補正後の投資的経費の総額というのは35億 700万円というふうになるわけでありますが、これは前年度同期に比較しまして、約5億 6,000万円、率にして13.9%も少ないという大幅な減になっているわけであります。今鹿角地域の消費動向、あるいは雇用状況、住宅着工の状況、さらには製造業の出荷状況とか、公共事業の状況、どれをとっても大変深刻な度合いが増しているわけであります。先ほど市長の行政報告の中にありましたが、どうも抽象的な言い回しで、国レベルの表現でしか物が聞けなかったということを非常に残念に思うわけでありますが、市長からこうした現状についてもう少し具体的に市長はどのようにこれをとらえておられるのかといったことがまず1点。  特に中心市街地の活性化対策を初めとしたこの施策、あるいは市民生活、環境対策を中心にした公共事業の実施など、もっと積極的に取り組むべきではなかったのかと思うわけであります。  これは今やらなければならない、12月、3月を待ったってこれはしようがないわけでありますから、各市の補正予算額を見ましても、秋田市の29億円は別格にしましても、ほかの市でも4億円台から7億円台の補正予算を組んでおるわけであります。議案の提出数も非常に他市に比べて少ない。今後こうした実態を踏まえて検討の上に実施に取り組む考えがあるのかどうか。これは市長に質問したいと思います。
    ○議長(佐藤洋輔君)  総務部長。 ○総務部長(勝田 尚君)  歳入の件でございますが、いわゆるいとくから、いとくショッピングセンターオープン記念に伴います一般寄附金ということで、私は商業振興資金等に利用していただきたいというふうに説明したと思いますが、私直接そのとき受けておりませんが、聞くには、いわゆる何々ということで指定してお上げするものではないけれども、例えばこういうふうなもの等に使用していただければ幸いであるというふうに、ちょっと私言い方、最初間違ったかもしれませんが、足りなかったかもしれませんが、要するに指定するものではないということで寄附をいただいておりますので、ご理解いただきたいと思います。 ○議長(佐藤洋輔君)  市長。 ○市長(杉江宗祐君)  景気回復対策と予算の関連でありますが、各市町村、地方自治体、国同様にそれぞれいかに予算を盛るか腐心をしているところであろうと思いますが、結果から言いますと、私どもの方も、例えば景気対策という一つのまとめ方をしてきちっと出せばかなり大幅な予算になるわけですが、一部は6月の補正のときに盛って、あるいはまたその後の臨時議会に盛ったりしているから、少し小刻みになったのかなという気はいたしております。  それから、県などの場合は、もう阿部さん、十分ご承知だと思いますが、新聞発表して、どれだけの景気対策といった場合も、過去に計上されているものも全部含めて、こういうふうなものが総額でこのくらいの景気対策に当たりますよという発表するのが往々にして多いんですが、我々はそこまでのテクニックは持ち合わせておりませんけれども、やはり前向きに、この後も15カ月予算とか、あるいはまた今国会で審議されている予算の中で、どれだけ鹿角に関連するものがあるのかどうか。これはもう既に部長会議などで情報を十分に張りめぐらせて、やはりでき得ればそういう国とか県のものに乗っかるのが一番理想的だろうと。そしてそういうふうなものを判断の上で、どうしてもやはり単独でもやらざるを得ないものは、やはり市としても考えざるを得ないと。  それでやっぱり最終的にはどんなに遅くとも12月で、もしその前にそういう情報が入れば、場合によっては金融対策なども含めて臨時議会ということもある得るのではないかということで、いずれ関係各課の方には指示はしているところであります。そういう意味で、前向きに今後とも取り組んでまいりたいと思います。 ○議長(佐藤洋輔君)  阿部君。 ○11番(阿部節雄君)  総務部長、ちょっと誤解しているようですが、言い方そのものよりも、ここに一般寄附金欄に商業振興寄附金と書いているのがおかしいのではないかと。これは明らかに一般寄附金と書けばいいんですよ。こういうふうに目的を明示して書いたからには指定寄附金になるのだと、これが私の主張なんです。  それから、市長からいろいろ県のお話もありましたが、私もきのうの県の知事の談話を見てみましたが、今回の補正予算の発表に当たり知事はこういうことを言っているんです。厳しい財政事情の中、景気浮揚のため行政が先陣を切って投資する積極予算を編成したと。私は、市長から今回9月は過去にいろいろ臨時議会、あるいは6月補正で措置をしたと言いますけれども、今回が大変重要な補正の時期であったのではないかと。こうした知事の考え方に一致するような対応をしてほしかったと思います。  また、15カ月予算と言いますけれども、それも確かに今国は発表しています。ただ、補正を含めた99年度予算の15カ月予算というのは、これは今すぐ出てくる問題ではなくて、これから国会で審議をしてということになりますと相当遅くなってくると。そういう意味で私は指摘しているわけでありますので、その点については、そういう趣旨で質問があったということをひとつご理解いただきたいと思います。 ○議長(佐藤洋輔君)  総務部長。 ○総務部長(勝田 尚君)  いわゆる寄附金でございますが、これはあくまでも一般寄附金でございますので。(「書かなければいいでしょう。書いた以上は指定になるでしょう」の声あり)これは商業振興寄附金と書いておりますが、これを一般寄附金に何とか読みかえていただきたい……(「読みかえてとそうはいかない。これは議案だから。あなたたち、提案したのがおかしいと」の声あり)削除ということでお願いいたしたいと思います。 ○議長(佐藤洋輔君)  暫時休憩いたします。               午後1時46分 休憩 ―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――               午後1時52分 開議 ○議長(佐藤洋輔君)  再開いたします。総務部長。 ○総務部長(勝田 尚君)  ただいまのいとくにかかわる寄附金につきましては、説明欄に「商業振興寄附金」と記載してございますが、これを「一般寄附金」に訂正させていただきますので、ご理解いただきたいと思います。 ○議長(佐藤洋輔君)  ほかにございませんか。伊藤君。 ○9番(伊藤 進君)  私から2点についてお伺いをしたいと思います。  先ほど来いろいろなやりとりがあるわけでありますけれども、その中で1点目は、10款3項の、いわゆる学校管理費の関係でございます。  我々はこれまでPTA活動に一生懸命悩みながら取り組んできました。先ほどの教育長のお話を伺ってみますと、今回のこの心の教室相談員の関係でありますけれども、何か政府の経済対策の一環として降ってわいたような事業にとられているわけでありますけれども、非常に腹立たしい思いがしました。そこでもう一度確かめたいわけでありますけれども、やはりこうした問題について、教育長として改めてどのように考えておられるのか。これが1点でございます。  それと関連して、先ほどはとりあえず年度内というお話でありました。私はやはりこの辺の課題については、国の政策がどうであろうとも、市として前向きにとらえて、やはり継続性のある事業として展開をしていただきたいと、これが1点でございます。  それからもう1点は、商工振興の関係で伺いたいと思います。先ほど市長の行政報告によりますと、8月7日にいとくがオープンしたわけでありまして、それを受けて、8月28日に商工会並びに商店街振興組合の代表の方々と意見交換をしたというお話がありました。その中で、いとくが進出したものの現段階では影響がないというふうな認識をしておられるようでありますが、私はこれを聞いて非常に甚だしいとらえ方をしているなというふうに思いました。今この経済不況の中、そしてまたこういう大型店の進出する中、そしてまた市街化の空洞化という問題を抱えながら一生懸命頑張っておられる商店の方々にとって、先ほどの市長の行政報告を聞いて非常に残念だなと、認識しておられるのではないかというように非常に残念に思います。  そういう意味で、改めて本当にそういうふうなとらえ方をしておられるのか。それでなくて、やはり不安を抱きつつ、これから商店街の皆さんの救済のために商店主は商店主なりの努力はしていくものの、やはり行政としてこういう面にバックアップをしていきたいというふうな具体的な考え方を持っておられるのかどうか改めてお伺いをしたいと思います。 ○議長(佐藤洋輔君)  教育長。 ○教育長(淺利 忠君)  伊藤議員の質問にお答えします。  キレるとかいろいろ暴れるとか、いろんな現象が中学生、小学生、言われているわけですけれども、幸いにして私たちの市ではそういうケースがございませんでした。しかし、私たちの認識としては、そういうことが私たちの回りにもいつ起きてもおかしくないのだと、絶対起こり得ないのだと、そういうことは言えないと。したがって、それなりにいろいろと学校の現場の校長先生方、あるいは担当の先生方ともお話し合いをしながらきめ細かく指導していこうやと。  新たに何かできることがあるだろうかというようなことで、いろいろ検討模索して、それなりに私たちも対応してきたところでございますけれども、先ほど申し上げたように、もし誤解されたとすれば、私の表現が不適切であったかと思いますけれども、いずれ3月の末ころに文部省の方から心の教育、いわゆる景気対策の一環としての事業として文部省の所管で云々と。それについて、受ける気があるのかないのかという問い合わせが3月の中過ぎに議会のほとんど終わりころだったと思いますけれども、来ました。木のぬくもりを最大限に取り入れたそういう相談室の整備、あるいはそれに要する施設設備等の補助もするし、あるいは電話の設置やらいろんなことについて支援したいと。そういうせっかくの文部省あるいは県のあれがありましたので、私たちはありがたく受けることにいたしました。9市の中でこんな制度は必要ないと、我々のところはそんなことは起こり得ないといって全然受けつけない市もあることも知っています。私たちは、冒頭申し上げましたように、現在今時点ではありませんけれども、起こり得るであろうといいますか、起こり得るかもしれないと、事前のやっぱり対応が必要だということで、県の方にこれをお受けすることにした次第であります。  何か先ほどの小田切議員なんかでも、心の教育をないがしろにしている、あるいはそこのところに何にも思いが至っていないのではないかというような表現をされて私も非常に心外なわけですけれども、知育、徳育、体育なんて言いますけれども、一番私たちの戦後の教育で欠けてきたものは何だろうかということをせんじ詰めていけば、やはり現在のいろいろな現象は、心の教育をないがしろにしてきた結果だと。したがって、これをぜひ是正しなければ我々は大変なことになる、日本民族は大変なことになると、そういう危機感は私も持って、どういう対策がいいのかということをいろいろ模索して、実施できるものは実施してきているつもりでございます。  もう来年の3月できちっとやめてしまうのかというようなお話のことでございましたけれども、決してそういうことではございませんで、私は今の指導員、相談員として任命された方、それが非常に子供たちの受けがよく、そして地域父兄にも受け入れられる信頼のある方であれば継続していただくこともやぶさかではございませんけれども、原則としては、できれば民間の方々のそういう適当な方をお願いして、継続して実施してまいりたいと。決して心の教育、いい加減でいいということでは私は考えておりませんので、何とかこの後もご理解賜りながら、ご協力いただければありがたいと、こんなぐあいに思います。 ○議長(佐藤洋輔君)  市長。 ○市長(杉江宗祐君)  行政報告の文言の関係ですが、私も再三再四目も耳も疑って、本当なのという話をしたんですが、結論からいくと話し合いではそういう、総体的ではそうだと。要するにもっと客足がぴたっととまるというふうに相当不安感とか緊張感があったけれども、それほどでもなかったというようなニュアンスだったようであります。ただ、それは人によりけりでありましょうし、総体の話ですから。  それともう一つは、私自身はいろんな会で申し上げていますが、やはりこれからじわじわとこの景気の悪さとかみ合って、12月あたりに大変なやっぱり事態が来るのではないかという、これは私全く個人的な推測であります、データはまだありません。そんな気もしてならないので、今市内の方々と、経済会とか金融団含めて、金融懇談会とか経済懇談会、そういうふうなものを早急に開いて、もう一度やっぱり意志疎通を図る必要があるだろうと。そしてそのときになって、いや、容易でないからすぐ何とかと言われてもこれは大変ですから、やっぱり行政としては常に先を読んだ対応をしてまいらなければならないということで、そういうことも一応指示はしてあります。  決して私個人はそういうふうに楽観をしているとか、あと大丈夫だという意味ではございませんので、行政報告でも後段で、そうは言ってもやはり大変でしょうし、万全を期してまいりたいというふうに記してあるつもりでありますので、ご理解を賜りたいというふうに思います。 ○議長(佐藤洋輔君)  ほかにございませんか。奈良君。 ○10番(奈良喜三郎君)  4点ほどお伺いいたします。  1点目は、歳入の9ページの17款5項の雑入の鹿角ピアテナント料の減額 420万 6,000円の内容はどうもよくわかりません、私は。したがって、この 420万 6,000円を算定した事務の根拠。  それから、これは当初予算にもあったろうと思いますから、当初予算との関連。なぜ生じたのかもう少し詳しくお知らせいただきたい。  と申しますのは、先ほども何か質疑の中であったようですけれども、米代新聞に「滞納金支払いに応ぜず」とかという新聞記事、 433万円とかとあるようですけれども、これはここの部分なのか、そうでないのか、その辺のことは疑問なものですから、お伺いする次第です。  それから2点目は、14ページの歳出の6款1項9目です。中山間の関係ですが、これの財源区分の内訳は何でこうなったのか。いわゆる特定財源では国庫支出金が13万 7,000円ここに見ていますし、その他は減額 575万 8,000円ですか、でありますから、これはどうしてこういうことが生じたのか。  それからもう一つは、16ページの8款2項5目の道路の新設改良費に今回 2,290万円だか補正されているんです。これは大体何カ所分ぐらいなのかであります。  それから四つ目は、先ほど武威市の友好協定に織り込むための何か下調べかなんかに詰めると言っていますけれども、そういうことで行かれるための旅費だと思うんですけれども、これは、先ほど市長のお話を承っておおよそそんなことかなということはわかりました。ただ、問題は先般8月に来られたときにいろんな話し合いをして、いろんな10項目とかに及ぶ項目があったという話ですね。例えばその中で行政同士で交流できる範疇のものと、それから民間との影響の中で、例えば産業に関係するとかなんかとそういう部分があろうかと思うわけです。何かそういう点では、武威市の方から、鹿角市と一緒になって事業を模索していきたいというようなお話もあったやに、この前の会派の説明のときそういうお話があったわけですけれども、そういったのがあるとすれば、単なる行政だけの意見交換ではなくて、やっぱり民間も伴って行動を起こさないと実らないのではないかなと私は思うわけです。  そうだとすれば、やっぱり国の事情が相当違うわけですから、やっぱりかなりいろんな方向と詰めて、そして詰めに行かないと詰まらないというふうに私は思うわけですけれども、その辺の見通しなり見込みなり、そういったものがもうできて、そして今お出かけになるのか。全くまた同じようなことをまた重ねるために行かれるのか。その辺ちょっと私は若干危惧を持つものですからお尋ねするわけです。 ○議長(佐藤洋輔君)  産業振興部長。 ○産業振興部長(木村久男君)  まず、第1点目のピアのテナント料の減額の件でございます。  これにつきましては、当初予算で、実は3月議会に修正していただきました額と同額の 648万5,000円を計上してございました。そしてその間その後4月からずっと閉店しておりました関係で、その分は入ってこないし、それから10月以降に開店して契約する入ってくるべきテナント料、先ほど前納と申し上げましたが、その分を 228万円というふうに読んでいます。それの差し引きで 420万 6,000円の減額と。前の岡田さんの未納の額と似ていますけれども、これは性格が違いますので、ひとつご理解いただきたいと思います。  それから、歳出の方の関係の財源内訳の関係はちょっと時間をかしてください。今調べますので。それの関係につきましては、その下の水道料、電気料、この関係も落ちていますので。ということですから。 ○議長(佐藤洋輔君)  都市建設部長。 ○都市建設部長(千田俊夫君)  私の方から、8款5目の道路新設改良費のことの質問に対してお答え申し上げたいと思います。  箇所数でございますけれども、今の 2,000万円の道路整備工事費に対する箇所数については、道路改良が6カ所、それから舗装が2カ所、側溝改良が4カ所というようなことで、全部で一応今のところ12カ所の計画でお願いしておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(佐藤洋輔君)  総務部長。 ○総務部長(勝田 尚君)  4点目の武威市との関係についてお答えいたします。  この提案された中には、やはり行政同士で解決できるもの、あるいは行政だけではどうしてもできなく、また民間の関係者のご協力を仰がなければならないものも含まれていると思います。  そこで行政だけでなく、やはり民間からも参加していただかなければならないものと思っております。行政報告にもありましたように、工業振興会の方が懇談会に臨んでございます。それでその中でいろいろ出たことを踏まえまして、来年度の段階では、やはり工業振興会の方からもその団体に入って、まだ具体的に団体というふうになっておらないわけですが、その構成員の一部といたしまして、だれかが行っていろいろの話し合いをするための人員に加わりたいということで相談をしていると伺ってございます。これはやはり行政からもそういうふうなことでお願いしていかなければならないと思ってございます。  なお、詰めていかないと詰まらないということで、全くそう思ってございますので、その段階では、先ほど市長からもるる説明があったわけですけれども、ファクスまたは電話で、県の国際交流担当を通しまして、さらに中国の甘粛省を通してやりとりをいたしまして文案を練り上げていきたいと考えてございますので、ご理解いただきたいと思います。 ○議長(佐藤洋輔君)  産業振興部長。 ○産業振興部長(木村久男君)  大変すみませんでした。  先ほどの14ページの一般財源の関係につきましては、歳入の8ページの中山間地域活性化対策、これは38万 7,000円になっていますが、この分がフードセミナー食の交流祭り開催ということでこの分と、それからピアの関係のテナント料、さらには水道使用料、電気使用料、こういったものとの相殺の中でこれにかわってきます。            (「それから、その他財源」の声あり)  その他財源の 575万 8,000円につきましては、歳入の先ほどありましたテナント料と水道使用料、電気使用料、この分も入ってくる分が減額されるというようなことで、マイナスの 575万8,000円というものです。 ○議長(佐藤洋輔君)  奈良君。 ○10番(奈良喜三郎君)  それでは、再びお尋ねいたします。  例えば今のテナント料の減額の部分と、それから6款のこの関係は、国の補助金を受けているわけですからかなりな拘束があるだろうと予想されます。そういったことを踏まえて、これを減額するということは、前の契約者である岡田何がしという方の不履行部分があるのだということを盛んに報道されているわけですけれども、これは、鹿角市との契約にかかわる事項が入っているのでないだろうかなというふうに私が思うんですけれども、全く契約以外なものですか。  というのは、なぜ申し上げるかというと、やっぱり契約の事項の中に入っているとすれば、先ほど来部長はとにかく何回も請求してもらうんだということで頑張るのだということについては、その意欲についてはわかるわけですけれども、やっぱり契約条項に入れて、そしてもしとれなくなったとかということになれば、やっぱり明らかにこれは契約を違反したことになるわけですから、そうすると私は責任問題まで発展するだろうと。どの程度の責任は別としてもですね。そうしないと、行政の秩序も何もないと。いろんなこともあるんですけれども、そうだろうと思うんです。ですから、その辺はご検討をされているのかどうか。もし検討されていないとすれば、次の常任委員会あたりでその辺のことを詰めていただきたいなというふうに思うのでお伺いする次第です。  それから、道路新設改良費の関係ですが、12カ所だというんですから、12で割ればこれは大した大きな金額にはならないと思います。そこでちょっと私要望なり、お伺いしておきたいわけですけれども、先ほどから経済問題が云々されておりますし、特にこの業界とて同じだと思います。したがって、公共の仕事は業者にとってはのどから手が出るほど欲しいというのが現実だろうと思いますし、なるべく多くの業者にやっぱり仕事が行き渡ってほしいなと私は思えるんです。  しかし、入札行為ですから、とれないところはやむを得ないと思うんですけれども。そんなことを考えてみると、やっぱり市が億単位で発注するという事業等も今後にもあると思いますし、当面もあろうかと思います。そういった場合は、今までであればある程度そこら辺を考慮して、業者の、例えばAとかあるいはBとかという段階の中である程度配慮しながら、例えば2分割するとか、3分割するとかということでなるべく多くに発注しているという実態も従来の中にあったわけですし、そういった配慮はやっぱり今のような状態の中ではあえて同じ考え方で配慮していただきたいものだなということが一つ。
     それからもう一つは、何かBクラスの方の仕事が大変減っていると、現実として、公共のものについては。我々個人のものをいっぱいもらって歩かないとどうにもならないと。私は実は下水道なんかもやったわけですので、そういうことを盛んに言われます。何か大きな仕事の場合はいろいろ補償の問題とかいろいろな不安の問題もあると思いますけれども、できれば市内の業者の中ではAとBとジョイント組ませて仕事を持ってもらうとか、そういうような、多分皆さんも検討しておられると思いますけれども、そういう範囲も考えながらやっぱり業者の人方に対応していただきたいなと思うわけですけれども、そういうお考えなり、あるいは検討なりされるのかどうか。その辺もお伺いしておきたいと思います。  それから、武威市との関係でありますが、何か私が考えるに、例えば交流するというのは、今までの関係も研修生をお互いにやり合うとか、来てもらうとかあれだとかということもあるし、それから、例えばできればビジネスの問題があった方がいいんでないかなと思うんですけれども、これはやっぱり土地柄とか条件とかが直ちに工業なんかは向こうとここは正比例はしないんでないだろうかなと。むしろ向こうの方が来て研修していくという状態が多いのではないだろうかと思うんですけれども、問題は、受け入れするための環境をなるべく早く整えてやる見通しをつけていかないと私は意味がないと思うんです。言葉の問題もあるでしょう。それから宿舎の問題だとか、それから賃金の問題だとかいろいろ詰めなければいけないことがあると思うので、やっぱりそういうのは少しは頭の中に入れていってもらわないと、また聞いてきて、また振り出しからまた話をするということになれば、やっぱり問題があるなというふうに思うわけです。  実は、私がなぜこういうことを言うかというと、私の方の会派はもう少し時間をかけてもいいのではないかと。来年また来てくれということになっているんだから、それまでやっぱりじっくり民間とも打ち合わせ、行政間でもやって、できれば議会との整合も何ぼか図りながらやった方がいいのでないかというのが私の方の会派の見解なんです。先ころ8月来たから、今11月にまたすぐ行かなければいけないということは何だか軽々でないだろうかというような見方もしておるわけですので、そういうつもりで申し上げておるものですから、何とかその辺の何か私に理解できるような答弁を期待する次第です。 ○議長(佐藤洋輔君)  産業振興部長。 ○産業振興部長(木村久男君)  第1点目の鹿角ピアの関係につきましては、国の補助事業、農林水産省の補助事業を受けまして、鹿角市が補助事業を展開するという形で指定になったものでございます。そこで補助事業の対象ということで、鹿角市がアンテナショップを設置するということで千代田生命ビルとの契約ということで、契約の当事者はあくまでも鹿角市とビル会社と。その鹿角市が責任を持った中で岡田氏に対してレストラン鹿角ピアを展開してもらったということですから、未納になっております関係につきましては、鹿角市と岡田氏のこれは債務の関係だということになります。そこで私どもとしては、やはり奈良議員がおっしゃられるように、当然やっぱり契約違反でございますので、というふうなことで再三再四にわたって督促しているということで申し上げた格好になってございます。 ○議長(佐藤洋輔君)  都市建設部長。 ○都市建設部長(千田俊夫君)  私の方から、業者の関係といいますか、要するに発注の関係の考慮ということでの対応の仕方ということで伺ったわけでございますけれども、10年度分についての発注状況については、一番先に冒頭に市長の方から行政報告があったように、全体では約77%ぐらいの発注率ということになっております。また、うちどもが所管しております、要するに都市建設部の方におかれましても85.3というような数字が出ております。そういうようなことで、要するに金額の大きい億単位の発注の手法についての工区の区分ということの考え方ですけれども、補助事業、さらには市、県等におかれましても、実は今公共工事のコスト縮減ということで昨年度から非常にうたわれております。そういう形の中で、ある面においては反比例するような形になるかと思いますけれども、いずれやはりそういうこともありまして、私どもも今十分検討しておるような状況でございます。  ただ、やはり事業内容によっては、そういう面でも今後ともまた検討しなければならないだろうという要素がありますので、ひとつその面については、この程度の答弁でご理解賜りたいと思います。 ○議長(佐藤洋輔君)  市長。 ○市長(杉江宗祐君)  ひとつ今の公共事業のことについて私からも触れたいと思いますが、基本的には今部長が答弁したとおりでありまして、国費が伴うものはコスト削減という意味で、どちらかというと、できるだけ合理性のあるまとめ方をしてやりなさいという指導なので、そういう意味では相反するところがありますけれども、分けられるような合理性があればそれはやぶさかでもありませんし、そういかなければならないと思います。  ただ、市の単独事業については、できるだけやっぱり意に沿うようにしなければならないだろうというふうに考えています。ただ、AクラスとBクラスというのは重複している部分がありましてなかなか面倒なところがあるようであります。ぎちぎちと線を引いてしまうとこれもまた何かいろいろ問題があると言われていますし、大変その辺の兼ね合いが難しいんですけれども、その辺のところは指名調整会議のメンバーで、私は委員ではないですが、いろいろ検討をいただけるものだと思います。  それから、武威市との関係でありますが、確かにそういう感、ちょっと急ぎ過ぎるかなという感はないわけではないですが、先ほど申し上げたように、向こうからできるだけ早くということもありましたし、来年の春からはもう一つか二つが見えるように何かやろうじゃないかと、やってくれないかという話がありましたので、そうしますとやっぱりいろんなものを並べられてもやっぱりできるものとできないものとがありますし、それからいい話をしても、やっぱり流通関係とか税体制とか、いろんな貿易関係とか、いろんなものが出てくるだろうし、あるいは人が来るものにしても受け入れの体制とか、今ご指摘があったとおりです。そのことを全部頭に入れているわけでありますが、そういうふうなものをやっぱりある程度手紙なりファクスなりいただいた場合整理をして、きちっとやっぱり対応をしていかなければならないだろうと思っています。ご指摘のあったとおりでありますから、その辺はきちっとやっぱり対応してまいりたいと思っております。 ○議長(佐藤洋輔君)  ほかにございませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐藤洋輔君)  ないものと認め、質疑を終結いたします。  次に、議案第77号から議案第78号までの2件、すなわち特別会計補正予算について質疑を受けます。質疑ございませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐藤洋輔君)  ないものと認め、質疑を終結いたします。  次に、認定第1号平成9年度鹿角市上水道事業会計決算認定について質疑を受けます。質疑ございませか。奈良君。 ○10番(奈良喜三郎君)  3点ほどお尋ねをいたします。  まず第1点は、給水収益は前年度に比較して 735万 2,000円余り減収であると。これは何か後の方を読んでみると、団体だとか営業用の何か徴収というか、徴収というよりも減収なように思われるわけですが、一体この減収の主なる要因は今の経済不況から来るのかどうかということまで考えられるわけですけれども、その辺はいかがなものか。これが第1点目です。  第2点目は、当年度の純益損失金は 1,135万 6,000円余りであると。これは量水器交換費用のために生じたというように理解をしておりますし、そう書いてあります。そうすると量水器の交換費用というのは今後まだ続くのか、あと続かないのか。そしていつごろになれば量水器のこれが終わって、そして今度は増収が見込めてくるのか。言ってみれば、こういう損失がちゃんと整備になるのかどうかということです。例えばこういうのが続いていって、水道料金の値上げもやむを得ないというようなことになるんでは困るなと思いながらお伺いしているわけですから、何とかそれに沿ったご答弁をお願いしたいと思います。  それから三つ目は、監査委員の意見書をちょっと見てみました。そうしたら、私が前にお話しした給水区域外の水道料金は不自然な形で処理されたと、こう言われているようであります。したがって、適正な状態に戻ったならば、後はちゃんとやれよというような指摘だろうと思いますが、適正な状態とは、今委託をして、委託の結果に基づいて、そして国・県に区域内を認めていただけば戻るということだろうと思いますから、そういう見通しのもとに書かれているものだろうと思います。そうすると、区域外の変更手続が終わるまで、いわゆる確保されるまでの現在の水道料金の扱いは、私この前にも聞きましたけれども、営業外収益だということを言っていますが、営業外収益として個人からそのまま徴収するというのは決して営業外収益だというふうに私はとり得ないわけですので、その辺は当面と今後と、それからこの条件が確保されるまでどうされるということなのか。この3点についてお尋ねします。 ○議長(佐藤洋輔君)  上下水道部長。 ○上下水道部長(賀川一男君)  お答えします。  1点目の給水収益が前年に比較して 735万円ばかりの減収になっているということですけれども、これは分析してみますと、要するに家庭用については若干の伸びが示されておりますが、団体用あるいは営業用の段階で減収になっているということになっています。したがいまして、水の需要は非常に天候等に、特に夏場の天候等に非常に需要の量は左右されるものでありますけれども、そういう関係と、それから営業が減っているということになりますので、これはやはり深く広く考えますと、今の景気低迷による影響も若干はその中に加味されてきているのではないかなという見解を持っております。  それから、二つ目でございますけれども、単年度純損失が 1,135万何がし出ているということでございますけれども、これは、一つには給水収益が減となったこと。歳入の分では収入の面ではそういう原因でございます。それから、支出の面では、8年に1回の量水器の交換、これは9年度と10年度が約 2,000戸ぐらいの量水器交換が予定されております。したがいまして、前年は800戸ぐらいの量水器交換でありましたけれども、これはつけた年度から8年間の有効期間ということになりますので、ちょうど8年前が拡張等で非常に量水器が新たに設置されたと。8年前、あるいは16年となりますか、そういうローテーションでなっていますので、9年度は確かにこういう状況の原因になりました。それから、10年度につきましても、今年度も非常に数が多いので非常に苦しい状況になります。来年度以降になりますと、それが 1,000戸ぐらいに減る予定でございますので、その部分については元に戻るということで、直ちに値上げ云々というところには結びつかないだろうとは考えております。  それから、3点目でございますけれども、給水区域外についての料金についてですけれども、現在は、この間も説明しましたけれども、営業外収益ということで今現在は扱っております。これについては、監査委員のあれによりますと、正常な状態になるのはいつかということでございますが、これは年度いっぱいの手続を要します。したがいまして、早く正常な姿にしたいとは思っておりますが、来年の4月以降になろうと考えられます。したがって、現在のこの取り扱い方については、非常に議論があるところですけれども、今のところは給水営業外の収益、いわゆる雑入。水道会計の場合は、営業の収益と営業外の収益という二つの収益しか扱いができないわけですけれども、その営業外の方で今現在は扱っているという状況でございます。終わります。 ○議長(佐藤洋輔君)  奈良君。 ○10番(奈良喜三郎君)  1点目についてはわかりました。  2点目については、多分水道料金にはね返るということはないだろうということですが、そうすると今年度も、要するに平成10年度もまだこの量水器の交換をやられるということになるわけですから、これがことしは 1,100万円ですけれども、やっぱり来年度はどれぐらい見込めますか。もし来年度決算する場合、今年度の実態からいけばどのくらい見込めるのかなというふうに思うので、もし算定根拠でもあったらお聞かせいただきたい。そうしないと水道料金にはね返るかどうかということはちょっと私も考えてみなければいけないですから、ちょっと参考までにお聞かせいただきたい。  それから、3点目の営業外収益の関係ですけれども、水道料金として今まで取っている人方から取るのに営業外だというのが、そのまま即だったんですよ。これも営業外だよというようなとらえ方、仮に雑入にしたというんです。ただ、名称を取りかえて入れたというだけで、中身は同じだということになるわけですから、問題の原因をきちんと解明したことにならないのでないかなというふうに思うんですけれども、何かこのことについては、所管の委員会でもいろいろな議論があって、やっぱりこうした方がいいんでないかとかという方向性があったとかという話ですが、それ等を勘案して、いまだにその態度が変わらないのですか。 ○議長(佐藤洋輔君)  上下水道部長。 ○上下水道部長(賀川一男君)  量水器交換によりまして、10年度の決算見込みといいますか、早い話の決算見込みということにつきましては、いろんな要素がありますので、ここでは 1,000万円ぐらいの赤字が見込まれるとか、 500万円ぐらいの見込みが出るというようなことはちょっと申し上げられませんので、ご了承を願います。いずれメーターの交換の数は9年度並みの数の交換をしなければならないし、現在しています。  それから、給水区域以外の料金の問題ですけれども、これについては、確かに所管の委員会で再度検討すべきということで提案いただいておりますが、まだこれについては、委員会がこれから開かれるわけでございますので……、先般8月末に行われました段階でそういう話になっています。まだ具体的なお話をしていませんので、いろいろご指導、協議を得ながら進めてまいりたいと思います。 ○議長(佐藤洋輔君)  奈良君。 ○10番(奈良喜三郎君)  委員会ではいろいろ心配してくださっているようですし、その取り扱いをどうするかというような方向もややたどられたかなというような話で、ああ、方向が出たなというふうに私は思っていたんですけれども、今のところまだ方向が出ていない、これからまただということですから、それは尊重したいと思います。したがって、なるべく早くやっぱり方向性を出して、監査委員の指摘もあるわけですから、それまでにこうするということをやってもらいたいと。当たり前の水道料金を当たり前の人から取って当たり前にこうやるというのは営業外では決して私はないと思います。営業外の取り扱いをちゃんとしてもらいたいと、こう思うわけです。終わります。 ○議長(佐藤洋輔君)  ほかにございませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐藤洋輔君)  ないものと認め、質疑を終結いたします。 ―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――             日程第7 議案及び請願・陳情の付託 ○議長(佐藤洋輔君)  次に、日程第7、議案及び請願・陳情の付託を行います。  ただいま議題となりました議案第74号から議案第78号までの5件及び認定第1号並びに請願2件、陳情2件につきましては、お手元に配付しております議案及び請願・陳情付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託し審査をお願いいたします。  あす8日から13日までは議案調査及び休日のため本会議は休会いたします。  以上をもちまして、本日予定いたしました議事日程は全部終了いたしました。ただいまの時刻をもって散会いたします。                午後2時37分 散会...